Gurkha Trousers -Modify-
テクニカルでサルトリアル、且つ実用的なグルカトラウザーズと云うアイテムは、色褪せる事がない。
そのスピリットは古今東西、多くのブランドにも受け継がれるいる証拠です。
コンフォートや利便性とは一線を画す存在ですが、強いビジュアルやシルエットにファンも多く*A VONTADEに欠かせないアイテムの1つ。
本日はショーツをはじめ様々なグルカパンツをリリースしていますが、約3年振りとなるトラウザーズのご紹介です。
素材は40番糸を3本取り(三子撚り)して高密度に織り上げたツイル地。
3本取りならではのコシのある素材で通常のツイルに比べて綾目の凹凸がくっきりと出ています。
定番のClassic ChinoやType 45 Chinoのツイル地に比べて2割増しの肉感といったところで、多少のウェイトを感じますが穿き心地には全く干渉しないのでご安心を。
生地を擦ると綾目の凹凸をはっきりと感じるほどの畝がしっかりしています。
見た目に反してツルっとした肌触りで滑らか、独特の光沢感もあります。
コスト高で流通量が少なく、3本の糸を撚りのバランスが取れていないと編み立てた生地が斜行してしまう恐れがある為、技術が必要で管理が難しいとされています。
糸の強度や肌触り、編み地の美しさなど、糸の番手と撚りが商品に与える影響は大きいのです。
国の数ほど存在するグルカトラウザーですが、Gurkha=Britishのイメージが強く、思い浮かべる方も多いはず。
今季は60年代のイギリス軍のパンツをイメージソースにデザインされたワイドシルエットのトラウザー。
フロントには見栄えのするブリティッシュなインタックを2本入れる事で、腰回りやヒップにゆとりを持たせ、ベルトレスでも穿けるよう、脇にはアジャスターが装備されています。
US ARMYなどのアウトタックに比べ端正なルックスで引き締まった印象です。
持ち出しの付いたフロントに、ボタン留めの太目のベルトループが前後で3箇所付いており、腰回りが映えるデザインですので、グルカならではのベルトレスでも穿いて頂きたいデザインとなっています。
私の場合はアジャスター調節で腰には引っ掛かるのですが、幾分ゆとりがあるのでハイウエストで穿く際にはベルトを着用しています。
股上は深めで裾までストンと落ちたワイドシルエットですが、厳密に申しますと気持ちテーパードの利いた(M寸裾幅24.5cm)と裾幅広めのほぼストレートに近いシルエットです。
極度なテーパードシルエットも一段落し、トレンドの移ろいとともにストレートに回帰の流れを感じる昨今、少し新鮮味を感じ良い意味での違和感を心地良く楽しんでいます(DK.NAVY購入済)。
お客様との会話の中でもそう云ったシルエットや気持ちの変化でストレートを探されている方も増えてきているのも事実。
そうなると足元も自ずと革靴やブーツなどのボリュームを欲してきますので、靴棚に眠っていたシューズを引っ張り出してくるのも良いのではないでしょうか。
こちらは私物で裾上げをしたDK.NAVY。
納品時はクリースが利いてますのでスタイリングによって使い分けるのも良いと思います。
本来、腰回りやお尻がしっかりとした恰幅の良い方が腰で穿くのが『ベスト・グルカ賞』とも思いますが、デザインは勿論、シルエットにグッと惚れ込んだトラウザーです。
デザイン的にもベーシックに分類されるぐらい浸透し、馴染みのない方にはぜひワードローブに加ええて頂きたい1本です。
■ Gurkha Trousers -Modify ■
material/100% Cotton
color/BEIGE,DK.NAVY
size/XS.S.M.L
price/¥24.200(Inc Tax)
Gurkha Trousers -Modify-商品ページ→https://shop.brick-layer.jp/?pid=163831276
Bricklayer Horii