L2-A -Modify-
アメリカ軍のフライトジャケットに於いては、A-2やB-10、G-1といった名モデルが幾つも存在する。
一般にまでポピュラーなモデルと云えば、やはりMA-1でしょうか。
第二次世界大戦後に訪れたジェット戦闘機に登場したフライトジャケットB-15シリーズの系譜を継ぐモデルとして、50年代に正式採用されました。
MA-1と並んで、定番のフライトジャケットであるL-2シリーズは混同される事もしばしばですが、A-2の後継として1951年に誕生したフライトジャケット『L2-A』。
MA-1と人気を二分し、採用期間が短命だったこともあり市場価格は年々高まるばかりの、L2-Aをデュプリケーションした、新型のジャケット『L2-A -Modify-』のご紹介です。
素材の表地には高密度ナイロンツイルの『66 NYLON』を使用。
デュポン社により開発されたポリアミド合成繊維で撥水性が高く、シワになりくにい特殊な生地を採用しています。
仕上げに熱と圧を加え防風性も高めており、多くのブランドで使用されているナイロン地は一般的な『6 NYLON』ですが、それらと比べるとこの66 NYLONは強度に優れ、耐熱性が高く、柔らかくシルキーな風合いも特徴的で、製品にした時の風合いや雰囲気の良さが格段にアップ致します。
想定された状況で、要求される機能を最大限に発揮できるように突き止められた『装備品』であるミリタリーウェアは、日常の普段着として取り入れるにはクセが多少なりともあり、ファッションとして難しさを感じるバランス感のモノもあります。
L2テストサンプルを参考に肩のエポレットは外して、シンプルなビジュアルに変更し、ナイロンのオキシジェンタブやジッパーエンドのボトムフラップなどはオリジナルを踏襲したデザイン。
MA-1のような中綿を無くし、ライニングにはウールフランネルを使用する事で保温性を確保し、よりスタイリッシュに洗練されたシルエットにすることで、軽やかな着心地でファッション的な目線で見ればこちらに軍配が上がるでしょうか。
実用性を重視した目線を大切にしながら、オリジナルに迫るクオリティーと雰囲気を壊さない適度なアレンジが光ります。
エアフォースブルーを彷彿させる『DEEP NAVY』と命名された落ち着いたネイビーの色合いが実に『巧』。
一見するとブラックにも見える深い色味が何とも言えず良い発色です。
左腕にはユーティリティーポケット、丁度タバコの入る程度の大きさで、4本のペンポケットが付き、ボディーのNAVYのナイロンに合わせ、リブはウール100%の丸編みで、編地を途中で切り替えた2段リブとなっています。
身巾や着丈も幾分ゆとりのあるサイズ感となっており、私でMサイズがバランスの良いサイズ感と云ったところでしょうか。
今年36年振りに公開された映画トップガンと云えばMA-1のイメージが強いですが、マーヴェリックの着ていたフライトジャケットはG-1とCWP36Pだったと云う事は周知の事実。
リリースのタイミングが必然か偶然かは分かりませんが、今時期何かと目に付くフライトジャケット。
細身のデニムに合わせ直球な着こなしも良いですし、テーパードパンツに合わせブルゾン的な感覚で羽織るのが◎
アウター類の怒涛の入荷ラッシュで店内も秋冬一色です。
みなさまのご来店を心よりお待ちしています。
material/ Shell: 100% Nylon,Lining: 90% Wool/10% Nylon,Sleeve Lining: 55% Rayon/45% Cotton,Rib: 100% Wool
color/DEEP NAVY
size/S.M.L
price/¥53.900(Inc Tax)
L2-A -Modify-商品ページ→https://shop.brick-layer.jp/?pid=171204568
Bricklayer Horii