C/H Atelier Jacket
突然ですが漫画が大好きです。
家が窮屈なのは、服と漫画が原因というほどには好きです。
そんな数ある漫画の中、絵が好みじゃ無かったり、何となく読んでこなかったものが実は凄く面白くて、連載スタート時からリアルで追いかけたかったと思うことが何度もあります。
洋服も同じく。
今まで着てこなかったものが、実は自分のスタイルに合うものだったり、色だったり。
決めつけは良くない。なんでも試すべき。そう思って最近は生活しています。
長くなりました。
今日は表記だけでは分からない、決めつけずに試して頂きたいジャケットです。
『C/H Atelier Jacket』
フレンチムード漂うカバーオールは、春夏と違う柔らかさを感じるNATURALと、ネイビーが混じったようなLAMP BLACKの二色展開。
コットンとリネンを混紡して作られた生地なのですが、この生地、展示会で初めて触れたとき衝撃を受けました。
この業界に10年近くは身を置いていますが、今まで目にすることのなかったこの生地、表面は緯糸にリネンを使用し高密度に打ち込んでいるため艶があり、厚みはしっかり、見た目にも重厚感を感じるヘリンボーン地。
最大の特徴は裏面を起毛させていること、表面とのギャップが凄いんです。
下の写真は表面と裏面を比べたもの。
私の写真の腕前では、生地の良さを最大限伝えきれていない感がありますが…
少しザラ感のある表面のヘリンボーンとは真逆に、裏面はフワッと優しくネルのように起毛させ、柔らかさも生み出しています。
この起毛と麻のもつ保温効果で、秋冬にメインで使って頂けるアウターへと仕上がっています。
“麻は夏の素材”と決めつけることなかれ。です。
厚手のネルやウールと違って暖かさは柔らかく、石油ストーブよりかはオイルヒーターに例えられますでしょうか。
スタンドカラーですが、衿を寝かせて頂くことでテーラードのようにもスタイリングでき、薄手のタートルなど合わせて小奇麗に合わせても凄く良いです。
非常にシンプルなディテールですが、Rがついた胸ポケットややりすぎないAラインにより、ジャケットと作業着に境目がなかった当時の”服”の雰囲気が感じられます。
身巾にゆとりがあるので、インナーダウンなど入れて長く着て頂けるかと。
嬉しいことにパンツのセットアップをご用意しております。
こちらのご紹介は次回に取っておこうと思います。
勿論おしゃれ着ですが、この着心地の良さならリラックスウェアとしても良いんじゃないかと思わせてくれるほど、病みつきになること間違いなし。
どのように経年変化を見せるかも楽しみなところですね。
この生地は決めつけなしに試して頂きたい、推しのアイテムです。
皆さまのご来店、心よりお待ち申し上げます。
■ C/H Atelier Jacket ■
material/ 55%Cotton / 45%Linen
color/ NATURAL, LAMP BLACK
size/ S, M, L
price/ ¥39,600(Inc Tax)
商品ページ→ こちらから
Bricklayer Honma