C/H Atelier Overcoat W/Belt

 

ワーク、ミリタリーを問わず、フレンチヴィンテージの源流を探ると1枚のコートに辿り着くという。

古着好きであれば、コートと聞いて連想するのはフランスのモデルを思い浮かぶ方も多いはず。

麻や綿など、素材の違いが年代によって異なるのは周知の事実。

様々なマテリアルを使いリリースしているコートですが、本日は『C/H Atelier Overcoat W/Belt』のご紹介です。

 

 

先日、ご紹介したC/H Atelier Jacketと同素材のこちら。

コットンリネンとひと口で云っても、コットンリネンウール、コットンリネンローン、インディゴリネンなど、織り方や糸の太さによって大きく違う質感になります。

あと質感に大きな影響があるものと云えば、『混率』。

今回使用した生地はコットン55%(経糸)、リネン45%(緯糸)で高密度に打ち込みブレンドされたヘリンボーン地。

コットンの混率を少しだけ多くすることで馴染みが良く、柔らかさを残したオリジナルの生地を使用しています。

綿100%のヘリンボーン地に比べ、綾目の畝がはっきりと出ており、リネン混の天然素材の組み合わせならではの雰囲気は、重厚感とオーラを感じる素材感です。

凹凸のある力強い表面のヘリンボーン地ですが、裏面は起毛加工を施したふっくらと柔らかいネルのような『剛柔』兼ね備えギャップを愉しめる素材でもあり、夏のイメージが強いリネンですが、起毛して空気を孕ませる事で身体から発する熱を溜め込み、保温性を高める効果があります。

 

 

デザインは1940年代のフレンチオーバーコートをデザインソースに作成された取り外し可能なベルト付きのコート。

裏地が無く『素材感』をダイレクトに感じるのも1枚仕立てならではです。

オーバーコートと聞くとモーターサイクルコートをはじめ幾つか連想致しますが、こちらはアトリエコートに近いデザインでしょうか。

衿付けに向かってカーブしたカバーオールライクな前立てで、トップボタンを外して衿を返せばテーラードのような雰囲気で着る事も可能です。

フロントには胸ポケット(中でセパレートしたペン挿しポケット付)と大振りでクラシックなD型のポケットが配され、機能性にも優れたデザインです。

 

 

メルトンなどの厚手のモノに比べると若干心許ない生地感ですが、厚手のニットやジャケットの上から羽織れるように身巾を広く採ってあり、云わばレイヤリングを愉しむコートと云ったところでしょうか。

ボタンは本水牛を使用し裏には力ボタンが付き、内ポケットは1つ、寒さに弱い自分も含めて、カイロを入れて暖を取るなんてのも良いと思います。

 

 

膝が隠れるほどのロング丈で、包み込まれるようなゆったり目のサイズバランス、ストンと落ちたラインは体形を選ばず心地良いサイズ感です。

開閉可能なボタン付きのバックスリットが入り、綺麗なAラインシルエット。

取り外し可能なウエストベルトで、シルエットに変化が付けられるようアレンジされており、デザインのアクセントになっていますが、無造作にポケットに締まっているぐらいが丁度良いでしょうか。

 


モデル身長172センチ、体重57キロ、サイズM着用

 

『対』になるジャケットやパンツとは異なり、コートはLAMP BLACKの1色展開となっています。

煤(すす)やスミクロのような少しフェードしたような良い色味です。

着丈の長いコートは重くなりなりがちで敬遠されがちですが、見た目以上に軽やかで良い意味で『雑』にも取り扱えるので、サラッと羽織れる分、活躍頻度は高いかと。

トレンチコート等とは異なり、ラフに着用し、ヤレ感が出てくる頃が真骨頂です。

この抜け感と申しますか、シンプルでありながらも存在感があり、雰囲気を纏っていただきたいコートです。

 

 

■ C/H Atelier Overcoat W/Belt ■

material/55% Cotton,45% Linen
color/LAMP BLACK
size/S.M.L
price/¥53.900(Inc Tax)

 

C/H Atelier Overcoat商品ページ→https://shop.brick-layer.jp/?pid=170998976

 

Bricklayer Horii