Safari Shirt L/S
最高級リネンと称されるフレンチリネンを使用した新作のサファリシャツのご紹介です。
素材はリネン100%。生地感に軽さを生む細番手(60番)の糸で織布したシャンブレー地は、下晒の段階で糸の撚り方向を一旦ほぐし洗いをかけることで、リネン特有の繊維質な『硬さ』と『カサつき』をなくし、膨らみのある、しなやかな素材に仕上げました。
また糸をほぐした事で生まれた表面の毛羽と、手紡ぎのようなムラ糸の凹凸が相まって、天然素材の『優しさ』がより引き立った表情になっています。
糸同士の間隔も広めに甘く織られているので、適度に生地が動き、まるで『ガーゼ』を触っているような柔らかな触り心地です。
写真のように『透け感』のある素材なので真夏にも使え、冷房の冷え対策としてもバックに突っ込んで持ち歩いて欲しい1枚です。
モデル身長182㎝、体重65㎏、サイズM着用
『サファリシャツ』と聞くと、機能性を重視して多めに配置されたポケットやエポーレットと『いざ探検へ』といったイメージですが、
アイコンとなるマチ付きのフラップポケットのみを残し、他は引き算。
前立てもフレンチフロントとシンプルにした結果『土臭さ』は払拭され、アフリカというよりは、どこかヨーロッパテイストを漂わせる『品』のある見た目です。
釦も素材の雰囲気に合わせて艶消しの貝釦と『天然』にこだわりました。
もちろんサファリシャツ特有の、あの『ゴチャ』とした感じも好きですが、主張が強い分スタイル自体が決まってくるので『着こなし』の幅は狭いのが難点。
その点、こちらであれば良い具合に角(癖)がとれ、『キレイ目』までスタイルを幅広く持てるので、普段のワードローブの中にも取り入れやすいかと思います。
特にHARVEST REDは『赤系はあまり着ないなー』という方にもお勧めしたいですね。
僕自身、『赤』を少し遠ざけ食わず嫌いなところがありましたが、落ちいついた色味なのでパンツを選ぶという事が無く合わせやすかったです。
これを入門編に段階を踏んで『激しめの赤』にもトライしてみようと思いました。
素材と見た目の『大人しさ』もあり、軍物パンツと合わせても『トレジャー感』が際立つ事は無く、すんなり受け入れてもらえると思います。
むしろいい具合で『男臭さ』の演出ができますかね。
カウボーイジャケット(STONE WHITE)と合わせて色のグラデーションも楽しめるスタイリング。
こちらのTANの色味に関しては『アメカジ』の好きの方にもガッチリとハマると思います。
Bricklayer コースケ