Gardener Shirts L/S -60/- High Count Linen-
本日の気温20°
中目黒周辺を歩いていると桜も徐々に咲き始めて、春の訪れを感じます
そんな穏やかな天気にピッタリのアイテムのご紹介です。
1900年代初頭のフランス農夫が着ていたであろうリネンジャケットをイメージソースにシャツに再構築しました。
素材はやや細番手にあたる60番リネンを高密度に打ち込んだシャンブレー地。
リネンならではの艶やかな光沢に加え、ハリとコシが強く『シャリッ』とした手触りで、麻(リネン)本来の自然の中で育った『たくましさ』を感じてもらえると思います。
さらに高密度に織り上げたことで素材自体の耐久性も上がっている分、洗濯などもあまり気にせずイージーケアでタフにガンガン着込んで頂けます。
『強さ』を持ちながらも、見た目の風合いは柔らかく軽さもあるので、これからの季節は自ずと手に取る頻度が上がり、使い勝手の良い素材です。
同素材で作成したオリジナルのくるみボタンも、素材の風合いをより引き立たせるだけで無く、中央のハトメがいいアクセントになっています。
こちらのリネンシャツの特徴でもある大き目のパッチポケットは脇の折伏せ縫いに流し込んだ仕様です。
暖かくなるにつれてポケットの数も減っていくので、一枚で着る際はこれぐらいの容量がある方が何かと機能的で便利、文庫本ぐらいであれば、すっぽり収まりますね。
ポケットに手を入れているだけで『手持ち無沙汰』も無くなるので、シャツでありながらも、ディテールの面ではアウター的な要素も取り入れています。
ヨーク下とカフスは、『ギャザー』で優しい印象に。イメージソースでもある『フランス農夫』という点で、『タック』より『ギャザー』の方が個人的にしっくりきます。
また『ギャザー=レディース』だけのものでは無いですからね。
経年変化した際には柔らかく、空気を含んだようにふっくらするリネンは、ドレープが綺麗に出ることで『優雅』な印象を生むんです。
後々このギャザーが見た目以上の『いい仕事』をしてくれますから、是非その過程も楽しんで下さい。
身巾をたっぷり目にとって丸みを作り、着丈はやや長めのAラインのシルエットです。
マチから裾にかけてのラウンドも効いていて、特に後ろ身頃の着丈が長く、前身頃との段差があるのでよりクラシックな雰囲気です。
モデル身長183㎝、体重65㎏、サイズL着用
Aラインのシルエットを活かし、ワイド目なシルエットのTYPE45チノと合わせたスタイリング。
色はダークネイビーで統一してトーンを押さえながらも、小物類で春らしさを取り入れました。
シャツとしても中間着としても取り入れやすいので、シーズンも長く使えます。
個人的にはリネンシャツは『クタッ』としてからが風合い的にも本番なので、
今時期から着込んで、一枚で着る頃合で本領発揮させるのをお勧めします。
Bricklayerコースケ