2014年4月9日
In
Product
春のお洒落は続きます
今年も大役を果たした目黒川の桜を、
お疲れ様と労うように、そっと若葉が主張してまいりました。
いくら葉桜が春の終わりを告げようと、
いやいや、まだまだ春のお洒落は終わりません。
そんな気分を、盛り上げてくれる一着のカバーオール。
*A Vontade ” Old German Railman Jacket ”
*A Vontadeより、2013FWシーズンに、ご好評頂きましたカバーオールジャケットが、
春夏らしい、軽い素材にて再登場です。
ベースとなっているのは、1900年代初頭のジャーマンレイルマンジャケット。
丸みを帯びた衿型と、大きくラウンドしたフロントが最大の特徴です。
ざっくり言えば、
直線的で、力強いイメージのアメリカンワークウェアとは対照的に、
曲線的で、繊細でエレガントな雰囲気が特徴的なヨーロッパワークウェア。
柔らかく中性的な雰囲気は、
抵抗のありそうな女性の方(服)でも、
それをベースにデザインされたモノや、コーディネートにも取り入れている方を見かけるように
こちらのアイテムも、ワークジャケットなんですが、
泥臭いイメージではなく、どこか品を感じるカバーオールです。
大量生産が主流になる以前の、丁寧な縫製仕様を参考に、折り伏せ縫いを中心にしたミニマルな縫製。
ハの字に付けたポケットは、アイテムをよりシャープな印象に。
袖も、ややフロントよりに付けられている為、立体的な表情へと繋がっています。
釦は、アイテムの立体的で、クラシックな雰囲気と調和するやや厚みと丸みのあるナット釦を使用。
これらの要素が詰まったジャケットは、
身に着けると、ジャケット本来の雰囲気やオーラがそのままアクセントとして、
着こなしに変化を与えてくれます。
フロント合わせがラウンドしている為、釦とホール、全ては合致しません。
例えば、ボタンを全て開けて羽織ると、ボックス型のカバーオールに。
極端に、全て閉めると、タイトな長方形シルエットに。
本来は、肩傾斜のきつい、なで肩のAラインシルエットなので、
トップ釦だけ閉めると、よりラインが強調されたシルエットとなります。
上下、同じ組み合わせでも釦の留め位置によって、少し雰囲気を変えてみる。
同じアイテムで、シルエットの変化を楽しめるモノは、そんなに多くはありませんよね。
ちょっとしたテクニックとして、ファッションを楽しめる要素は、
嬉しいポイントの一つです。
そして、
今回はこちらのジャケットの雰囲気を、一層楽しませてくれそうな、
2つの素材を作成しました。
INDIGOは、先染めの濃淡2色のインディゴ糸を使ったオックスフォード地。
濃淡2色を使用して、深みと、アジの出たインディゴの発色。
先に言わせてもらうと、しわになりやすく、当然色落ちもします。
その反面、
褪色していく過程や、オックス特有のシワ感、風合いなどは、
自分で育てているという実感→愛着へと変わるはずです。
LOOK写真にて、
同素材で作られた、ホスピタルイージーパンツとのセットアップコーディネートが使われています。
ワークジャケットと、ワークパンツのセットアップ。
やもすれば、作業着?ともとられかねない組み合わせですが、
全くそう見えないのは、私だけではないはずです。
前述のアイテムの雰囲気、また品のあるINDOGO色。
2つのバランスが上手くまとまって見せてくれます。
ドレスでは無い、ワークのセットアップは、新たなセットアップスタイルの可能性を感じさせてくれます。
是非、チャレンジしたいところです。
BLUE.H.Bは、アスペロ綿(アスペロ綿→click。)を使用した、ヘリンボーン地。
LT.BLUE×白(生成り)で組織されたヘリンボーンは、
爽やかさ、柔らかさを感じるブルー色です。
淡い色合いの中に主張するヘリンボーンが、
アイテムのクラシックな雰囲気を一層引き立てます。
ペールトーンをメインにした着こなしは、
全体を淡いトーンでまとめて、この時期限定なスペシャル感を演出したいところ。
個人的にも大好きなんですが、残念ながら私にはそれに見合う、絶対的な爽やかさが足りません。。
それでも先のスタイル写真のように、濃色のパンツと合わせて、メリハリを付けると上手くまとまります。
私に限らず、そのような自覚がある方は、気軽にトライして頂ければと思います。
上記2素材、2色で展開いたします。
申し遅れましたが、
2素材とも、軽く、程よい薄手の生地なので、
これからショーツと合わせたり、
夏場の羽織りとして使って頂けますので、ご安心下さい。
夏場の羽織りとして使って頂けますので、ご安心下さい。
当然(本質的なところ)ですが、耐久性もバッチリで、お洗濯もOKです。
詳細は、
Old German Railman Jacket -Yean dye Indigo Oxford- → こちらより。
それぞれご覧下さいませ。
桜と若葉に春の終わりを感じる時期ではありますが、
春のお洒落はまだまだ続きます。
このジャケットに袖を通して、新たな着こなしにトライしてみてはいかがでしょうか。
それでは、ご来店の程、心よりお待ちしております。