Classic Chino Trousers Ⅳ
最近、少し暖かくはなりましたが、相変わらず気温が安定しませんね…。
そんな中、気温に関係のないパンツ類をお探しの方、多い気がします。
という事で、今日はこのパンツを紹介したいと思います。
* A Vontade ” Classic Chino Trousers Ⅳ “
* A vontade 定番のチノトラウザー。
1st modelから約6年。ブランドの代名詞的存在、と言っても過言ではないと思います。
今まで紹介しなかった所以でもあります(笑)ですが今日は改めて紹介させて頂きます。
アイテム最大の特徴は、
ウエスト~ヒップのバランスと股上です。
横から見てもらえば分かると思いますが、股上は前が浅く、そこから緩やかなカーブで後が深くなっています。
前はやや浅く、後は深めで、腰で履いた時にも、お尻にしっかりと乗るバランスを考えながらパターンメイクされています。
(ちなみに、軍チノなどはほとんどウエストは直線ベルトです。)
これにより絶妙なフィット感と快適な履き心地が実現します。
さらに、ウエスト~ヒップ周りのバランス。
腰回りのフィット感のわりには、ヒップ周りはゆとりのあるシルエットになっているんですが。
それを可能にしているのが、
お尻の丸みに沿って、大きく斜めに入ったダーツ。
このダーツのおかげで、やや大き目のヒップサイズが確保され、立体的にお尻を包み込むようなシルエットになっています。
いい感じでデザインアクセントにもなっていますね。
試行錯誤のうえ生まれた、ブランドオリジナルダーツ、といったところでしょうか。。。
この2つのこだわりポイントは、
実際、履いていただければお分かり頂けると思います。いや、履いて頂かないと分からないと思います。(笑)
後は、細かいディテールも一部紹介。
ウエストアジャスト用の真鍮製の舟形バックル。華奢すぎず、適度な重量感があります。
腰ポケットには同素材をパイピング上にしたもの挟み込んでいます。
これによって、ポケット口のダメージ軽減と、やや立体的に膨らんだ表情が出ます。
股下には補強用のスレキを内股の巻き縫いに流し込んでいます。ここの強度、大事ですよね。
シルエットは、先シーズンから若干リニューアルされ、
従来のストレートラインから、ややテーパードのかかったシルエット。万能シルエットではないでしょうか。
そんなチノトラウザーですが、
素材毎に数型ご用意しております。
定番の適度なムラ感のある糸を使った、シャットル機で高密度に織りこんだセルビッチチノクロス。
生地の腰を出す為に、仕上げに天然樹脂でコーティング加工しています。
上記の素材をインディゴ染料で染めたモノ。製品にボールバイオ加工を施し、ムラ感のある奇麗な縦落ちが出ています
そして、今シーズンからの新素材。
緯糸にネップ混のGREY TOP糸を打ち込んだブルーデニムがあります。春っぽい爽やかな色目です。
いずれも雰囲気がガラリと変わりますので、素材毎にお持ち頂くのもアリですよ。。
パンツをお探しの方には、やはり一番おすすめしていますね。
是非、一本は持っておいて頂きたいアイテムです。