M-41 Jacket Modify

ミリタリーウェア、ユニフォームにはタフさを前提に、その環境に合わせた配慮も必要になってきます。

しかし最初から完璧なモデルが作れる訳がなく、ご存知の通り幾度となく改良され進化を重ねてきました。

そんなミリタリーウェアの原型といっても過言ではない”M-41 Field Jacket”。

本日は現代のストリートジャングル向けに改良された、M-41 Jacketのご紹介です。

 

『M-41 Jacket Modify』

 

大枠の完成されたデザインはそのままに、現代に合わせてブラッシュアップされたこちらのジャケット。

オリジナルはジャングルファティーグで知られるコットンポプリン地を採用しており、軽量さが魅力なものの、薄手のため寒さに耐えるには心許なく、なにより見た目が軽すぎるので、季節的な洋服としての合わせづらさがありました。

Modifyされたこちらには、強靭なコットンナイロン生地を採用。

ナイロン糸には、通常の5倍の強度を誇るインビスタ社のコーデュラ糸を使用し、これをコットンと合わせ高密度に打ち込むことで、オリジナルに足りなかった撥水、防風性を獲得しています。

比率7割がコットンなので、ごわついたりバリバリすることも無いしなやかな生地で、エイジングも期待できそうです。

裏地はオリジナル同様に薄手のウールフランネル地を使い、アウターとして十分な保温性を確保。

脇下も擦り切れ防止のコットンを重ね縫いするなど、手間をかけた丁寧な作りはそのままに、さらに二種類の内ポケットを付けるなど、オリジナルを踏襲しつつ利便性ははるかに向上しています。

個人的にこのオリーブにベージュの配色がグッとくる部分。

フロントはボタン+ジッパーの二段合わせ。

そこに美しいVゾーンが加わり、画像のようなパーカー合わせのカジュアルスタイルは勿論、タートルやBDシャツとあわせてトラッドになど、着こなしの幅は非常に広く、紺ブレのような安心感があります。

ボタン2個留めくらいが好きな着方ですね。

やや広めの身幅と肩回りですが、丈はジャケットのようにスッキリしており、エポーレットも付かないミニマルな見た目に仕上がっております。

背面のアクションプリーツを撤廃するという大胆な改良も。

アクションプリーツがあることで動き易さはありますが、反面”らしさ”が出すぎてしまうのも考えどころでした。

無くなったことで、N-4デッキジャケットにも近づき、色目の雰囲気もN-4に近い濃いオリーブに…狙ったか否か、結果的に良いハイブリッド感を感じるのは私だけでしょうか。

サイドパネルの切り替えや叩き付けられた腰ベルトなど、デザインとしても優秀な部分は残っており、非常に良い塩梅に仕上がっているかと思われます。

 

先にご紹介した”L2-A -Modify-“とこちらのミリタリー二大巨頭は、我々の想像より大きな反響を頂いており、完売のサイズも目立って参りました。

一年の2/3は活躍するであろうこちらのジャケット、スッキリと美しい街型へModifyされたシルエットを是非お試しください。

皆様のご来店、心よりお待ち申し上げます。

■ M-41 Jacket -Modify- ■

material/
SHELL:70% Cotton, 30% Nylon
LINING:90% Wool, 10% Nylon
SLEEVE LINING:100% Cotton

color/ OLIVE, DK.NAVY
size/ S, M, L
price/ ¥50,600(Inc Tax)

商品ページ→ こちらから

 

Bricklayer  Honma