Bricklayer - 5 Pocket Jenas -Regular Fit-

2022年11月30日 In 2022fw, Product

5 Pocket Jenas -Regular Fit-

お取引先様含めリクエストのご要望の多いレギュラーの『5 Pocket Jeans』

デニムの選択肢が増えていく一方で、所謂”普通”のデニムを探しているとの事をお客様との会話の中でそう云った声をちらほらと耳にします。

デニム生地での5 Pocket Jeansは不定期でリリースしていますが、熱いラブコールにより待望の再リリースです。

本日は『5 Pocket Jeans -Regular Fit-』のご紹介です。

素材には経糸にジンバブエの長綿、緯糸には品種改良される前の天然の茶綿を使用した13.5ozのオリジナル・セルビッチデニムを採用。

一般的な綿よりもブラウン色のコットンを使用する事で、色落ちした時の色が深みのある美しいフェードブルーになるのが特徴です。

経緯糸ともに茶綿を使用しているため通常のデニムに比べ、少し黒がかった奥深い色味となっています。

ヴィンテージデニムのムラ形状を分析して紡績されたこちらは、仕上げで通常は毛焼き+スキュー(ねじれ防止)+防縮の3工程をするのですが、ヴィンテージのキバタデニムの風合いに寄せる為に、毛焼きとスキューの工程を省いていますが、現物は製品洗いで少し捩れが出るよう特殊なサンフォライズ加工を施しています。

そうする事で縮率を最小限に抑え、ヴィンテージデニムのような毛羽立ちや捩れを意図的に作れるようにしています。

デザインは501XX後期型を参考に作成した『5ポケットジーンズ』

ヴィンテージでは高嶺の花で中々手の出る代物ではありませんが、ビッグEや66モデルなどお持ちの方も多いかと思われます。

フロントはボタンフライでバックポケットのアーキュエイト、ビスネームなどを廃したシンプル且つミニマムな印象ですが、鋼鉄製のオリジナルタック釦や、ヌメ革のレザーパッチ等の付属品を使用しています。

デザインを極力抑え素材やシルエット、縫製を活かした『中身』に注力しています。

股上は浅すぎず腰回りにややゆとりがあり、気持ちテーパードが効いたクセの無い綺麗なシルエットなストレート。

ジーンズに出会い30年弱経ちますがルーズなシルエット、スリムフィットなど様々なモデルを穿いてきましたが、何周か回って落ち着くシルエットでも云いましょうか、安心感のある仕上がりとなっています。

私が穿いているサイズは32×30で今回はレングス30のみで統一しており、お直しに出すかそのままで穿くのか悩ましい絶妙なレングスとなっています。

ウエストも36までのレンジのご用意ですので、ワードローブのデニムと差別化するようでしたらサイズアップも雰囲気あって良いかと思います。

縫製面ではフロントポケット周りにはオレンジ、カンヌキには黒カン、ウエスト周りや裾などにはイエローステッチなど縫製箇所に応じて6番糸から30番糸を使い、芯がポリエステルで外側がコットンの強度の高い3色のコアヤーンを使い分けています。

フロントボタン脇には『Vステッチ』と呼ばれる切り返しがされており、股下にはバータック、サイドステッチは20cmと当時の縫製を参考に細かく丁寧に仕上げています。

裾同様にコインポケット裏もセルビッチ仕様となっており、抜かりないディティール。

百聞は一見に如かずとは良く云われたことわざで、”ブログの向こう側”まで見ないと本質的な価値はわからないようなデニムとでも云いましょうか。

所謂ゴハン的なベーシックパンツはトレンドの中心には居ませんが、いつの時代も不滅です。

ぜひお手に取って頂きたい1本、ご自身のデニムコレクションの仲間入りを推奨致します。

■ 5 Pocket Jeans -Regular Fit- ■

material/ 100% Cotton
color/ INDIGO
size/ 30.32.34.36
price/￥23.100(Inc Tax)

Bricklayer Horii