Big Waffle Crew Top

 

原材料や物流費の高騰、円安が続くなか、アパレル各社も値上げの動きを強めている。

テキスタイルや工賃も例外ではなく、多くのブランドで価格転嫁を進めている。

テキスタイルコンバーターからは、他の業界含めこれだけ値上げの流れが強まっているので、比較的理解してくれるケースが多いとの声を聞きます。

クオリティー=価格は当然の事ながらクオリティー>価格のお言葉を多く頂戴する弊社ブランドも例に漏れず、一部のアイテムを改定せざるを得ない状況もあり、今後の動向と睨めっこといったところでしょうか。

 

朝晩冷え込む事が多くなり、ファッション的には愉しめる季節が到来ですが、気温がまだ安定しない今時期の装いは人それぞれ。

本日は『Big Waffle Crew Top』のご紹介です。

 

 

スウェット同様、毎シーズンこの時期リリースしている『サーマル』。

古い編み立て機を使用してローゲージワッフル地を使ったクルーネックです。

素材にはUSコットンを引き揃え、更に度詰めで編み立てる事で通常伸びやすいワッフル地のマイナス面を軽減しています。

20番の太目の糸を使用している事も相まって、肉厚ボディーは着用していて安心感・安定感があり伸びやすい、垂れやすいと云ったサーマルのマイナス面を軽減しています。

一般的なワッフルクロスに比べ、編み目が大きくワッフル生地ならではの立体感が一層強調されたオニワッフルに類似した奥行きを感じる生地感となっています。

 

 

吸水性と速乾性に優れている為、機能的で実質本位な品質に拘る人、アメカジ世代の僕達には馴染みのある素材とアイテムですね。

スウェーデン軍のアンダーウェアをデザインソースに作成したこちらは、稼働負荷が掛かり伸びにくい肩~背中~袖先まで1枚のパーツで切り替えた特徴的なデザイン。

アメリカ軍のサーマル等に比べてもステッチ使いや切り替えなど異なる1枚で、デザイン性の高い1枚となっています。

セットインとラグランの混合のような変わった作りで、縫い合わせはフラットシーマを用い、素材のみならず着心地も考慮されたパターンとなっています。

ヴィンテージに習い袖口は編み出しの段リブでクラシックな雰囲気をプラス。

 

 

レイヤリングの幅が広く今時期は単体で、寒くなってきた際はシャツジャケットのインナーとして、ネック回りは絶妙な円周率ですのでシャツを挟んだトラッドスタイルも個人的には好みです。

デザインはシンプルでベーシックなクルーネックですが、アンダーウェアとしてのインナー的なフィット感では無く、ゆとりのあるシルエットになっており、ウォーム感のあるビジュアルは主役にもなりうるアイテムです。

異素材ミックスを愉しめるこれからの時期は季節感も演出でき、1枚2役は手堅いかと。

 

 

こちらはINK BLACKで今季はカラーパレットが4色となっており、汎用性含め1枚は手元に(出来れば2枚)は置いておきたいところ。

行楽シーズンを迎え、旅行支援がスタートし外出の機会が増えるこの時期に、アップデートされたサーマル(暖かい)は何かと重宝する1枚です。

足の速いアイテムですので気になる方はお早目に。

 

■ Big Waffle Crew Top ■

material/100% Cotton
color/NATURAL,GREGE,INK BLACK,CHOCOLATE
size/S.M.L
price/¥18.700(Inc Tax)

Big Waffle Crew Top商品ページ→https://shop.brick-layer.jp/?pid=170072743

Bricklayer Horii