British Mil. SAS Shorts

 

国内移動や海外渡航の制限が緩和されていくなか、『今年の夏こそ”普通”に過ごしたい』という気持ちが高ぶっている。

普通に過ごす夏とは?それは日常の愉しさを思い切り味わうことだと、この数年そんなときめきを忘れかけていた自分含めて、今年は外出の機会が増えそうです。

少しでも涼を求めるべくショーツのレパートリーを増やし、目前まで迫る夏に備えてみては如何でしょうか。

本日は『British Mil. SAS Shorts』のご紹介です。

 

 

素材は薄手ながらもしっかりとした生地感を感じる8ozデニムと、刷毛目(PINHEAD)の9ozシャンブレーの2種類でのご用意。

デニムは適度な打ち込みによるソフトな風合いが特徴で、ライトウェイトの部類に属す生地感です。

緯糸にグレー糸を打ち込んだ独特な『青み』が味わい深く、ユーロワークにありそうな色味はカジュアルの中にも品を感じるインディゴとなっており、オンス以上に重厚感を感じます。

緯糸に白糸を使用していない分、インディゴとのコントラストが気になるポイントですが、フェードした粗々しいビジュアルと云うよりかは、インディゴが馴染みマイルドで落ち着いた雰囲気に変化していき、今後の”成長”を時間をかけて楽しめそうなデニムとなっています。

もう一方の新色のINDIGO PINHEADはインディゴと白糸が混じり合い、細かな『白いスジ』模様が味わい深くも良い表情となっており、一般的な刷毛目に比べインディゴの深い色味が魅力的です。

高密度シャンブレーは、生地のコシとハリを感じ、見た目以上にしっかりとした生地感となっています。

フェード感がヴィンテージ感を一層際立て、オーラがあり力強さを感じます。

どちらもワンウォッシュした状態でのご用意となっています。

 

 

デザインは1940年代の英国特殊部隊(Special Air Service : 略称SAS)のオーバーパンツをデザインソースにしたイージーショーツ。

左腿にはフラップ付きのパッチポケットが付き、後の50年代のベルギー軍にもこのディテールが採用となったデザインです。

元々はオーバーパンツでポケットが少ない仕様ですが、使い勝手を考慮し両サイドと片側のみバックポケットを付け、ポケットの補強布や股下の当て布、ポケット袋にはオーガニックコットンのシャンブレーを使用し、ボタンはラッカー塗装された丁寧な作りとなっています。

このショーツに限った事ではありませんが、裏地の細かいディティールや縫製も要必見で、ブランドのエゴと捉えられてしまいますが、デザインは細部にまで宿っています。

うちのエース(Fatigue Shorts)に次ぐショーツとなっており、ポテンシャルの高い1本です。

 

 

フロントジップやベルトループが無く、ウエストは総ゴム+ドローコード(杉綾の綿テープを使用)のイージー仕様なのでサイズによってシルエットで遊ぶのも良いかもしれません。

癖の無いゆとりのある膝上のシルエットで裾巾もある為、風抜けも良く穿き心地は云うまでも無く◎です。

ミリタリーがベースですが、ショーツとのデザインも相まって、ミリ臭を感じないリファインされた1本です。

 

 

リラックスやコンフォートと云った穿き心地が両得出来るアイテムといえばイージーパンツが代表格。

水陸両用のショーツも多く出回っていますが個人的には化繊よりも天然素材がやはり好みです。

街着としては勿論ですが、夏の旅というダイバーシティーのお供に如何でしょうか。

■ British Mil. SAS Shorts ■

material/100% Cotton
color/INDIGO,INDIGO PINHEAD
size/S.M.L
price/¥18.700(Inc Tax)

 

British Mil. SAS Shorts商品ページ→https://shop.brick-layer.jp/?pid=160573949

 

Bricklayer Horii