Baker Trousers W/Belt


多くのブランドにサンプリングされもはや説明不要かと思いますが、アイコニックなポケットデザインとなっている米軍のBaker Pants。

類似したデザインのパンツを*A VONTADEでもリリースしてきましたが、本日はベイカーパンツからインスパイアされたベルト付きの新型のユティリティーパンツ『Baker Trousers W/Belt』のご紹介です。


素材にはオランダ軍の6ポケットを参考に作成したバックサテンを採用。

米軍のOG-107などに比べてやや薄手ながらハリとコシの強さが特徴です。

AWで継続展開している定番のFatigue Trousersのバックサテン地に比べて3割減のウェイトといったところでしょうか。

タフで耐久性に富んだ素材はミリタリーアイテムには必要不可欠なマテリアル、重厚感と風格のある素材です。

このバックサテンは数々のバックサテン生地を見てきましたが、ひと触りで良い生地だなと率直に感じました。

コットンナイロン素材のバックサテンに比べて機能面では劣りますが、フェード具合や風合い含めて雰囲気はコットン100%に軍配が上がるでしょうか。


男性の穿くパンツと云えばデニム、チノパン、そして軍パンの3大勢力がベース。

ベイカーパンツはこの3大勢力のうち軍パンに属します。

サイドポケットがややクセのあるカーゴパンツよりもすっきりとしたベイカーパンツは汎用性も高く、デザインもシンプルで通年での着用頻度が自ずと高くなるパンツです。

コーディネートを中和させてくれ『主役』ではありませんが『名脇役』と言った感じでしょうか。

オリジナルを踏襲しつつウエストには同素材で作成した取り外し可能なベルトが付き、バックポケットはアシンメトリーなパッチポケットに変更しています。


オリジナルをベースに太過ぎず細過ぎずのクセが無く、裾の向け緩やかにテーパードしたシルエット。

股上は若干深めの設定となっており、少し腰穿きぐらいが丁度良いかと思いますが、ウエスト位置やシューズのピックによってロールアップなどで軽さを出しても良いでしょうか。

バックサテンの特徴として裏地の朱子織サテン地は滑らかでツルっとした触り心地ですべりが良く、穿き心地の良さも特徴の1つ、見た目とは裏腹に中年男性には嬉しく優しい生地感です。


定番チノで使用しているBEIGEに比べると、少しGREENがかった深みのある良い色味の『KHAKI』。

ワインや肉と同じように熟成させていくことで、素材の旨味が凝縮し色落ちやアタリといった渋みが滲み出てくる頃が食べ頃の完成形に近ずき、云わばその過程を愉しんで頂きたい1本です。

■ Baker Trousers W/Belt ■

material/100% Cotton
color/KHAKI,OLIVE
size/S.M.L
price/¥24.200(Inc Tax)

Baker Trousers W/Belt商品ページ→https://shop.brick-layer.jp/?pid=166596731

Bricklayer Horii