Jeep Driver Trousers -Modify-


ヨーロッパブームの火付け役となったフランス軍のM-47 Trousers。

フランス軍にはM-47やM-52チノと並びヴィンテージ史に残る名品のひとつ『モーターサイクルパンツ』も挙げられます。

古着通の方であれば、その名を聞いて連想するのはモーターサイクルコートも1つでしょうか。

コート同様に、モーターサイクルの名を冠したパンツの代表格はフランス軍のバイク部隊によるもの。

本日は新型の『Jeep Driver Trousers』のご紹介です。


素材は穿き込むうちに、雰囲気が増すシャトル機で高密度に織り上げた肉厚のヘリンボーン地。

戦時中の強固な生地として生まれたヘリンボーンツイル。

魚の骨のように織られていることから名付けられていることはご存じの方も多いはずですので詳しい事は割愛いたします。

ヘリンボーンは綾織りの生地なので、平織りの生地に比べて適度な厚みがありますが、今回使用したのは厚みがありウェイトを感じる肉厚のヘリンボーン。

強度の高さは勿論ですが、穿き込むことで独特の表情が生まれ、経年変化を存分に愉しめることがこの生地の最大の魅力でしょうか。


デザインは40’sのフランス軍のモーターサイクル部隊のオーバーパンツをイメージにデザインしたワイドパンツ。

名作M-35モーターサイクルコートの組下として作成されたトラウザーです。

ハの字型に付けられたパッチポケットはパッと見、ベイカーパンツのようなポケットですが、当時はオーバーコート同様に貫通ポケットがサイドに付いていた為、使い勝手を考慮されたポケット位置がデザインやアクセントに一役買っています。

同素材で作成したベルトが付き、イージーパンツのようにギュッと絞って穿かれるのは勿論ですが、コーディネートによって自前のベルトに付け替える事が出来るよう取り外し可能となっています。

 


シルエットはオーバーパンツの特性を活かした太さのあるワイドシルエットです。

股上は深く、ワタリから裾までストンと落ちていますが、若干テーパードしています。

M-47同様に太く力強さのあるシルエットですので、ワイドパンツに慣れている方であればきっと気に入って頂けるかと思います。


裾脇には風の侵入を防ぐアジャスターが付いており、シルエットをアジャスト可能となっていますが、ストレートに穿かれたほうがラインが綺麗に出るかと思いますが、バイクや自転車を乗る方がいれば実際に使ってみるのも良いですね。

ロールアップをしてもアジャスターはさほど干渉しない為、シューズによりワイドシルエットを活かしたスタイリングも◎


モデル身長172㎝、体重57㎏、サイズS着用

当時のミリタリーにしかないディティールが、デザインやアクセントにもなりうる面白さを備える一本です。

必要の無いディティールを排し実用的な仕様にモディファイドする、*A VONTADEのフィルターを通じて、モーターサイクルパンツを表現した『Jeep Driver Trousers』。

6ポケットカーゴとは違う雰囲気のミリタリーパンツをお探しの方、ミリタリー初心者の方も含めて一度ご試着して頂きたいトラウザーです。

■ Jeep Driver Trousers -Modify- ■

material/100% Cotton
color/OLIVE
size/S.M.L
price/¥27.500(Inc Tax)

Jeep Driver Trousers -Modify-商品ページ→http://shop.brick-layer.jp/?pid=164324897

Bricklayer Horii