ROAD MASTER JACKET Ⅱ
定番のRoad Master Jacketが昨年よりマイナーチェンジ致しました。
多くの人を魅了するキングオブレザージャケット『ダブルライダース』です。
デザインもさることながらレザーのクオリティーに虜になる方も多いこちらのジャケット。
コロナ禍において『コンフォート』や『ニューノーマル』、『サステナブル』など様々なワードが飛び交う中、レザージャケットの存在が距離を置かれることも事実ではありますが、やはり本革の魅力、本革に勝る素材は無いかと思います。
本日はお客様をはじめ、お取引様にも非常にご好評頂いているジャケット『Road Master Jacket Ⅱ』のご紹介です。
特に拘っている素材であるCowhide。
国内のCowhideを使用(生後2か月以内の雌牛、雄牛に比べて革が柔らかいことが特徴)したライダースジャケットは、先に染色して縫製した後に、オイルを入れて洗いをかけ半乾きの状態で1枚ずつシワを手作業で慣らし、布で磨きをかけ艶出しをして、ジッパー部分にオイルを挿し滑りを良くする。
これらの最後の工程を手作業で行うことでこちらのジャケットが完成致します。
『洗いを掛ける→硬くなる→ダメージを与える』
と云う概念ですが専用のタンナーで、オイルを入れて洗う事で非常に柔らかく、しなやかさが生まれレザージャケットではそう多くは見られない『シワ』のある表情が出来上がります。
はじめは油分を多く含みマットな質感ですが、着用を繰り返すことでオイルが揮発し光沢が増し、色合いが沈み深いブラックへと変化していきます。
『革』に仕上げる前の『皮(スキン)』の状態に近い風合いで仕上げている為、伸縮性に優れ着込んでいくうちに身体にフィットし、馴染みが早いのも特徴です。
しっとりと吸い付くような極上の皮質は経年変化の際に、身体の1部になりうる事がイメージできるかと。
サイズも1サイズぐらい伸びてきますので、購入時はタイト目なサイズ選びが良いかと思います。
はじめは下ろしたての純粋無垢なスニーカーのような感覚で、少し恥ずかしくもありジャケットに着せられている状態ですので、いち早く自分の『モノ』にするには急ピッチな調整が必要です。
ライダースジャケットと云うと、大きく分類するとハードな”アメリカンスタイル”と質実剛健な”ブリティッシュスタイル”の2つに分かれ、どちらのスタイルにもそれぞれ良さがあります。
アボンタージのRoad Master Jacket Ⅱはブリティッシュスタイルのライダースを、日本の技術により普段使いに着易くアレンジされた1着となっています。
腰に4本のベルトを叩き付けてシルエットのアレンジとともに、ビジュアル的にも一役買っているデザイン。
WALDES社のジッパーを使い、ジップテープをベージュに変更することでヴィンテージライクな顔つきとなっています。
シルエットに関しては、ヴィンテージとは違い着丈を長め(M寸で63㎝)にデザインされており、身巾も若干緩くしてあります。
ライダースのインナーは薄着が基本ですが、ハイゲージのニットなど多少レイヤリングして頂き易いサイズ感かと。
艶感のある質感とは対照的なコーデュロイやニット素材を合わせる事で柔らかい印象となり、中和加減が丁度良くタウンユースに馴染むようにコーディネートを意識しました。
スタイリングを考えるとシングルライダースに軍配が上がると思われますが、誰もがダブルへの憧れは抱いてるもの。
着こなしの難易度がライダースへのイメージが狭き門とさせているのか、いつもの装いに少しだけ男らしさをプラスするぐらいの感覚で良いのかと。
スキニーパンツやブーツ等に合わせるスジの通った王道とも言えるスタイルは、いつの時代も色褪せることなく貫き通すスタイルは同姓からみてもカッコ良いものですけどね。
ちょっと肌寒くなってきた今頃からが、ライダースを愉しむベストシーズンです。
サイズ感のお問い合わせなど、お気軽にご連絡をお待ちしています。
■ Road Master Jacket Ⅱ■
material/Cowhide
color/BLACK
size/S.M.L
price/¥107.800(Inc Tax)
Road Master Jacket Ⅱ商品ページ→https://shop.brick-layer.jp/?pid=153788420
Bricklayer Horii