Lax Work Shirts -Indigo Chambray-
ラグジュアリーとストリートに代表されるように、ファッションでは異なる要素をミックスさせて、新たなジャンルを生み出すのは良くあること。
最近ですとキャンプブームに伴ってあちこちで見かけるようになった、”街でも使えるアウトドアウェア”というのも一例でしょうか。
今回ご紹介するミックスは、ドレスとワーク。
両極端に位置するこの2つのジャンルが見事に邂逅しました。
本日は『Lax Work Shirts』のご紹介です。
素材は20番手のスーピマコットンをロープ染色したインディゴ糸をシャトル機で織ったシャンブレー素材。
ワークシャツらしく肉感のあるしっかりとした生地感です。
濃い目のインディゴ糸を経糸に打ったDK.INDIGO(下写真)と通称”ベタシャン”と呼ばれるBLUE INDIGO(上写真)の2色でのご用意です。
一般的なシャンブレー地は経糸(染めた色)と緯糸(染めていない色)で生地を織りるために、色の濃淡がはっきりした凹凸感が出ますが、ベタシャンは経糸と緯糸ともに濃淡の違う色付きの糸を使用します。
光加減で濃く見えたり薄く見えたりすることは特徴です。
同色系の糸を採用することで糸が浮かず生地に凹凸感がないためにフラットに見える=ベタなシャンブレーに見える⇒ベタシャンと呼ばれるになったよう。
シャンブレー特有の霜降りがなく、独特な発色・色味となり、ブルーがより青く奥行きのある発色(生地)です、某ブランドでもシリーズ化しているぐらいなのでご存じの方もいるかと思います。
丸みのある左右対称のパッチポケットがストアブランド系を彷彿させるデザイン。
ワーク然としたデザインとは裏腹に上質なスーピマコットンと繊細な縫製によって仕上げられた1枚です。
『目指したにはワークシャツでありながらドレスシャツのような見栄えの美しい縫製』
縫製糸は80番糸を使い運針を細かく、前立てと脇は0.48mm巾の巻き縫い(チェーンステッチ)で丁寧に仕上げています。
トリプルステッチでは無く、ダブルステッチにすることで多少カジュアル感は軽減され、ワークの雰囲気を活かしつつのステッチワークとなり優美繊細にチューニングされた1着となっています。
シャンブレーが白っぽくフェードするのに対し、ベタシャンはあまり白っぽくはならず、ゆっくりとトーンを落としながら柔らかい色味になっていくのが特徴です。
前後の裾の長さを変えてヒップが隠れるぐらいの着丈は、イン・アウトした際にどちらでも綺麗に見える絶妙な着丈。
シルエットに関しては全体的にゆとりのあるサイズ感で、ウエストシェイプは控え目なリラックスフィットになっています。
ボディーカラーによって色目を変えた猫目ボタンやマチや空環など、基本ディティールを踏襲していますが、『らしさ』を感じないのは素材や縫製あっての事。
モデル身長172㎝、体重57㎏、サイズM着用
ラギットな雰囲気のワークシャツは沢山ありますが、いざ、大人の男性が悪目立ちせずにすんなり受け入れやすいモノとなると結構限られてしまうモノ。
タフで質実剛健な実用性重視の縫製と云うよりかは、『魅せる縫製』によりワンランク上に昇華されたLax Work Shirts。
あくまで仕立てはワークシャツですが、丁寧な仕事が施された発想とギャップが何ともグッと響く1枚です。
■ Lax Work Shirts -Indigo Chambray- ■
material/100% Cotton
color/DK.INDIGO,BLUE INDIGO
size/S.M.L
price/¥23.100(Inc Tax)
Lax Work Shirts -Indigo Chambray-商品ページ→https://shop.brick-layer.jp/?pid=162422916
Bricklayer Horii