Gardener Shirts
満開の桜もアッという間に散りゆき寒暖の繰り返しが続いていますが、春めいた陽気はすぐそこまで来ています、好きな洋服でも着て心の免疫力を上げていきましょうか。
以前のブログでコートやジャケットのご紹介を致しましたが、本日はリネン100%のシャツのご紹介です。
今回の素材も中々のシロモノで、最高級ランクのベルギーリネン糸を高密度に織り上げられたシャンブレー地、和牛で例えるならA5ランクでしょうか。
細番手にあたる60番手のリネン糸を使用し、糸の段階で解撚し、洗いをかけて揉み込む事により、リネン特有の硬さを解した『弾力』と『ハリ』をダイレクトに感じる風合いが特徴です。
プルっとした弾けんばかりの鮮度と申しますか通常のリネンに比べ、一線を画す質感です。
リネンと一言で申しましても、フレンチリネン、アイリッシュリネンなど品種や番手、打ち込みにより大きく風合いが異なります。
薄手ながらも適度な重みがあり、ある程度着込んだ際にもドレープ感が残る素材ですので、特にユーロヴィンテージの雰囲気が好きな方には、ストライクな生地感でしょうか。
高密度に織り上げている分、素材自体の耐久性も更に高まり、シワも多少つきずらく、洗濯などもあまり気にせずイージーケアで取り扱えるのがグットポイントです、縮みに関しても乾燥機を避ければほぼ皆無と云っても良いでしょう。
デザインは1900年代の農夫が来ていたであろうリネンジャケットをイメージソースにシャツに再構築致しました。
こちらのリネンシャツの特徴でもある大き目のパッチポケットは脇の折り伏せ縫いに流し込んだ仕様です。
薄着になるにつれポケット数も減っていくため、一枚で着る際にはこれくらいの容量があるほうが何かと機能的で便利、文庫本ぐらいであればすっぽりと収まります。
ポケットに手を入れているだけで『手持ち無沙汰』も無くなるので、シャツでありながらも、ディティール面ではアウター的な要素も取り入れています。
台衿や前立ての無いシンプルなデザインですが、同素材で作成したオリジナルのくるみボタンが素材の風合いを引き立てるだけでなく、中央のシルバーのハトメが良いアクセントになっています。
身巾を緩く採り、着丈が長く前後の長さを変えたAラインのシルエット。
リネンシャツはタイトに着るよりかは、腕まくりをしオーバーサイズで羽織るぐらいのサイズ感が適し、ショーツにも嵌るバランス感となっています。
ヨークとカフスには『ギャザー』を入れる事で少し和らいだ印象となり、生地の伸縮が無い分、肩や腕回りの可動域を広げ、動き易い仕様となっています。
ラウンドした段差のある裾やギャザーなどのディティールでクラシックな印象な要素を取り入れ、『1900年代初頭の農夫』と重なるイメージに仕上げています。
弾力とハリのある生地感はドレープが綺麗に出る事も特徴の一つで、波打つ生地が優雅な印象を与えてくれます。
Aラインのシルエットを活かし、細身なブラックデニムで合わせたスタイリング。
今時期でしたらシャツジャケットとの羽織りモノとの合わせがリアルでしょうか。
ロールアップや小物で軽さを出せば春夏に着る『ブラック』は粋な恰好良さがあるので好きなコーディネートの一つです。
『品』と『涼』を両得したリネンシャツ、ぜひ手に取って頂きたいものです。
■ Gardener Shirts -60/-High Count Belgian Linen- ■
material/100% Linen
color/BLACK,ECRU,SEPIA
size/S.M.L
price/¥25.300(Tax in)
Gardener Shirts -60/-High Count Belgian Linen商品ページ→http://shop.brick-layer.jp/?pid=158729422
Bricklayer Horii