British Short Jacket & Mil. Cookman Trousers Ⅱ W/Belt

緊急事態宣言の延長は二週間となりそうですね。

3月21日の日曜日までと云う事だと思いますが、22日からどえらい人手が目黒川辺りでありそうですね。

ここだけでなく日本全国が堰を切ったような状態になるのが少し怖いですが、もうすぐ桜の見頃を迎える時期にあたり、中目黒の開花予想は15日、満開予想が23日との事。

川沿いに並行して走る800本ものソメイヨシノを一目見ようと多くの方が押し寄せ、一年で一番盛り上がるイベントですが、『中目黒桜祭り』は今年も中止のようです、残念ですが仕方がないですね。

本日はコットンリネンを使用したショートジャケットとパンツのご紹介です。

素材はコットンスラブ糸×リネン糸を高密度に織り上げ、仕上げに生地を揉み込む事で、若干ヌメリのある独特なタッチとなっています。

コットン・リネンのウェザークロスは軽く柔らかな質感でありながら、若干杢調の色味でクラシックな雰囲気が漂いCHARCOALの色味は特に◎。

スラブ糸は通常『ムラのある糸』を指し、しっかりと撚りをかけて細くした部分と、あまり撚りをかけないで太くした部分を”敢えて”作った糸です。

リネン糸を絡めて高密度に織ってありますが、リネン特有のザラ感やシワ感などは無く、ハリとコシを感じるリネン混と思えないような仕上がりとなっており、混率が8:2ぐらいのバランスなので馴染みの良い生地感となっています。

デザインは1940年代のイギリス軍のアイゼンハウワージャケット(通称:アイクジャケット)をモチーフに作成したショート丈のジャケット。

第二次世界大戦中アメリカ軍の将軍が開発に携わり将軍の名前を取り”アイクジャケット”と呼べれるようになりました。

一見すると某ブランドのデニムジャケットと若干ビジュアルが似ているこちらのジャケット。

オリジナルはウール100%で丈の短い所謂ミリタリージャケットですが、今季はデザインはさることながらコットンリネン地を使い、素材とシルエットをリファインしています。

低位置に設定された大振りなポケットが左右に付き、フロントボタンにはシェルボタンを使用しています。

前後の裾にはタックを入れる事で立体感を与え、丸みを帯びたシルエットは着心地が良く、肩回りの可動域を広げ動き易いようにパターンされています。

身巾の広いボックスシルエットで、腰にはアジャストバックルを付けシルエットを微調整できますが、細身のパンツなどに合わせ少し絞ってあげると丸みが強調されバランスが良いでしょうか。

袖部分は巻き縫いで細かな運針で丁寧に縫製され、カフス仕様となっています。

こちらはブラック。

ショート丈と申しましても腰が隠れるほどの着丈になっていますので、インナーやパンツを比較的選ばないのも嬉しいポイント。

今春も気になるショート丈のジャケット。

Gジャン感覚でインナー使いにも取り入れて欲しい1枚です。

■ British Short Jacket ■

material/77% Cotton,23% Linen
color/CHARCOAL,BLACK
size/S.M.L
price/¥29.000+tax

British Short Jacket商品ページ→http://shop.brick-layer.jp/?pid=157275147

こちらは同素材を使用した、旧ドイツ軍のクックパンツからインスパイアされたベルト付きのトラウザー。

パンツと共生地のベルトを合わせデザインの一部として一体化された、針金バックル付きの嬉しい仕様となっています。

こちらのベルトは取り外し可能ですので、スタイリングや気分によってマイベルトと使い分けて頂く事が可能です。

やや大き目の後ろパッチポケットは旧ドイツ軍のクックパンツ同様に、脇縫い流し込まれたデザイン。

脇は2本針で一見巻き縫いのように見えますが、セルビッチを2枚重ねて片倒しにしてチェーンステッチで仕上げたひと手間掛けたディティールとなっています。

なのでセルビッチジーンズ同様に、脇は完全に直線になるのですが、ウエストにタックを入れ、腰にダーツを入れる事で腰回りからヒップにかけて丸みを帯びたシルエットを形成しています。

ベルトでウエストを絞って穿く事を想定している為、ウエスト寸法に関しては、通常のボトムスよりワンサイズ大き目に作成されています。

シルエットは米軍のベイカーパンツなどと比べると、気持ちゆったり目と云ったところでしょうか。

股上も若干深めの設定ですので、少し腰穿きぐらいがバランスが良いのかと。

フロントは1タックで腰回りにボリュームを持たせ、裾に向けてナチュラルにテーパードした足元を選ばない癖の無いシルエットかと思います。

もう少し暖かくなればくるぶし辺りまでロールアップして穿けば、着こなし全体に軽さが出ますのでサンダル等に合わせて軽快にスタイリングを愉しみたいものです。

夏場には余った剣先を垂らしてトップスの裾から覗かせるだけでもアクセントが生まれ、共生地であるがゆえに主張も控えめでスマートなスタイリングになると思います。

タックインしてもベルトがウエストマークとして機能してくれるので、下手な小物を合わせるより纏まりがあるのかと。

ジャケット同様にシルエットやデザインもさることながら、『素材』を活かしたトラウザー、調味料は不要です。

■ Mil. Cookman Trousers Ⅱ W/Belt ■

material/77% Cotton,23% Linen
color/CHARCOAL,BLACK
size/S.M.L
price/¥23.000+tax

Mil. Cookman Trousers Ⅱ W/Belt商品ページ→http://shop.brick-layer.jp/?pid=157275504

Bricklayer Horii