2020年12月11日
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USN Lax Long P-Coat
誰もが冬のアウターとして思い浮かぶであろう『PEA-COAT』。
認知度が高いコートだけに、時代の流れや作り手のアイデンティティによってデザインや
素材などが多種多様なバリエーションで世に生み出されているアイテムではないでしょうか。
今年も残り僅かとなりBLOGも佳境に入りますが、もう少しお付き合いください。
本日はロング丈の『ピーコート』のご紹介です。
品格漂う大人なアイテムだけに素材感とシルエットは最重要項目。
そんなコートに相応しい素材として抜擢された、ブリティッシュラムウール100%のミドルウェイトのメルトン。
ラムウールにフル起毛を施し、キメが細かく見た目以上の軽さとフリースライクな肌触りの良いタッチが特徴的です。
通常のメルトンに比べ、生地を引っ掻いて糸を毛羽立たせ、空気を孕ませる事で軽く、滑らかで優しい素材感となっています。
しっとりと柔らかい生地はカシミアがブレンドされているかと思うほど。
それもそのはず、生後7カ月前後までの子羊から取れる羊毛で繊維が細く光沢があり、
保温性が高く柔らかいLams Woolを使用し、加工を施す事でこの風合いに仕上げています。
デザインはアメリカ海軍のピーコートの中でも希少とされる1920年代の
OFFICER(上士官)用のモデルをデザインソースに作成されたピーコート。
ヴィンテージにおいても、球数の少なさはもちろん、将校モデルと云う事もあり当時の中でも縫製や
パターン全てにおいて最上級の技術で作られたいたモデルをブラッシュアップ致しました。
フロントを飾る本水牛を使用した10個のボタンは威風堂々たる佇まい。
ダブルブレストの前立てではありませんが、総裏仕様となっておりボタンを閉じれば高い防寒性を発揮します。
ポケットはハンドウォーマーポケットとフラップ付きの腰ポケットを装備。
衿と袖口にはハード芯を使用する事で型崩れしにくく、ふんわりとした柔らかな表情のなかにもメリハリを付けています。
身巾はLax(緩い)で膝まで隠れるシルエット。
ヴィンテージのメルトンコートは目の詰まった非常に重い生地感が多く、それはそれで歴史を纏う感じが溜まらなくよいのですが、
前述の通り非常に軽量で、ご試着される方も着心地に驚かれる方が多いほどです。
深く入ったスリットは重たい印象を軽減させ、ウエストシェイプのない綺麗なAラインシルエット。
シルエットが丸みを帯びているのと、生地感が相まって和らいだ印象です。
衿に入った補強のジグザクステッチもアクセントになり衿を立てて着れば
どことなくエレガントな男前に見えるのは緻密なパターンあってのこと。
取り分け汎用性の高いネイビー。
振り幅が広く合わせるアイテムを選ばず、コーディネートが落ち着いた雰囲気で、フォーマルにはベストマッチでしょうか。
このご時世オン・オフがボーダーレスになりつつもありますが、迷った際はこちらのカラーで間違い無いはずです。
ネック回りにはマフラーを足して防寒+挿し色は気候や気分に合わせお好みで。
若かれし頃はダッフルコートやピーコートは子供ぽっくて可愛い感じが少し恥ずかしく躊躇していましたが、
このロングのピーコートは年齢が追い付いた気がして◎
こちらは上品で洗練された雰囲気を醸し出しながらマイルドで着る人の魅力を際立たせるキャメル。
ピーコートほど融通の利くアウターはそうないんではないでしょうか。
定番のネイビーやグレー、ブラックなどとの差別化を図り脱量産型のコーディネートを狙うならキャメルがおススメです。
着こなしを明るくキレイ目な印象で女子受けは良さそうです(ブリックレイヤー談)。
そろそろ冬将軍到来に向け、アウター選びも本格的な選ばれてみては如何でしょうか。
ベーシックなデザイン故に、素材感が際立つ上質なモノを選びたいところです。
■ UNS Lax Long P-Coat ■
material/ 100% Wool
color/ DK.NAVY,CAMEL
size/ S.M.L
price/¥68.000+tax
USN Lax Long Coat商品ページ→http://shop.brick-layer.jp/?pid=154683984
Bricklayer Horii