2018年11月5日
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M-41 Jacket Modify
先週末までの 『OUTER FAIR』 はたくさんの方にお越し頂きました。
ふらっとお立ち寄り頂いた方も、お気に入りを購入されたりと大盛況で終わる事が出来ました。
誠に有難うございます。
さて、本日も前回に引き続きミリタリージャケットのご紹介です。
40年代のミリタリージャケットをデザインソースに作成した、フィールドジャケット M-41 です。
映画『プライベート・ライアン』でもお馴染み、第二次世界大戦用に開発されアメリカ陸軍が着用していたモデルになります。
デザイナーがとても好きなミリタリージャケットの1つで、その強い思いからアップデートして作成してるこちらのジャケット。
通称”Jacket Field OP”は実は3年程で生産中止になり先日ご紹介したM-43 Field Jacketへとシフトしていくわけですが、期間が短かった事もあり ややマイナー的な存在ではありますが ミリタリー好きにの中では隠れた名品となっております。
ぱっと見はコートをぶった切ったようなビジュアルでしょうか。
フロントはジッパーとボタンの2段合わせ。ジッパーが上まで行かず、ラペルの返り線で留まっている仕様は面白いですね。
その為、テーラードのジャケットのように返り線で折り返すことができ このようなVゾーンのある胸元が作れます。
素材は、70%/30%の綿ナイロンオックス地。
ナイロン糸には通常のナイロンに比べ5倍の強度を持つコーデュラ社のものを使用し、通常のものに比べバルキーな素材に仕上がっています。
ビジュアルはあくまでクラシックながら、当時には無かった防風性と撥水性、耐久性をパワーアップした素材となっています。
肩からウエストのベルトまで入ったアクションプリーツは可動域を広げ、動きやすさを重視したディティール。
脇の切り替えや、叩き付けの腰ベルト、裾のアジャストタブなどの仕様もオリジナルを踏襲しています。
ミリタリージャケットとしてはフロントデザインが簡素な分、後ろ姿は良い意味でゴチャ感があって 『漢は背中で語ってなんぼやろ』 と言わんばかりの強いビジュアルです。
スタンドカラーにして着用するとチンストラップと表衿のジグザグステッチワークもアクセントになり、着こなしの幅を広げ好みに合わせたスタイリングを楽しめます。
オリジナルも同じ作りですが、身頃の裏地にはウールフランネルを使用し保温性を高めています。
真冬のアウターとしてはやや心許ない保温性ですが、インナーにウールニットやマフラーなどを取り入れれば、暑がりの僕の場合は十分これでイケそうです。
インサイドには大振りなパッチポケットと箱ポケットが左右に付くので、寒い日はここにカイロを入れるのもありかも笑。
■M-41 Jacket Modify■
material/ Shell:70% Cotton,30% Nylon,Lining:90% Wool,10% Nylon,Pocket Sack:100% Cotton
color/ OLIVE.DK.NAVY
size/ S.M.L
price/ ¥40.000+tax
デザイナーがこのジャケットを好きな理由は、裾リブなしのコンパクトな着丈とフィールドジャケットでありながら どこか 『エレガントさ』 を感じる衿型含めた美しいフロントラインとの事。
確かにその後のタンカースやMA-1など年代、モディファイを重ねていくほどに、機能性を重視したデザイン、仕様に変わっていき、
また大量生産に伴い、縫製面などのクオリティーの部分でも年代を重ねる毎に 『雑』で『大味』になっていくので (まーその良さもあるにはあるのですが)
『クロージングから派生したであろう 美しいビジュアルのミリタリージャケット』
は40年代以降、徐々に姿を消す事となります。
まーミリタリージャケットは、究極の所
『死なない為のアウター』
ですからね、 年代と共に変化していくのは当然と言えば当然ですけど、、、街中で着る分にはそこはスルーして良いですよね笑。
今シーズンは特にロング丈かショート丈、めりはりの付いた着丈が気になります。
コンパクトな着丈のアウターに大判のマフラーなどを合わせて着こなしのポイントを 『上』 に持ってくると、とてもセンス &バランス良くまとまりますよ。
是非、店頭にてお試しください。
ご来店お待ちしております。
M-41 Jacket Modify商品ページ→http://shop.brick-layer.jp/?pid=136688622
Bricklayer Horii