2016年12月22日
In
Product
巻物
店内では年越しに向けて、割に慌ただしい毎日が続いています。
アウターやAndersen-Andersenのニットもちらほらと動き始め、冬に備えた準備を進めるお客様が増えてきました。
秋冬物は値段も高いため、「コートやニットを買ったけれど細かい部分まで手が回らない。」なんてこともあるかと思いますが。
やはり、もう一歩手を伸ばしたところに充足はあるのかなと思っています。
料理でも最後に飾りの薬味を乗せるだけで、同じメニューでも見た目、味、劇的に変化します。
そういった心遣いの一つ一つの積み重ねが、生活の豊かさにつながるはずです。
KHATAのストール達。
カシミア素材のシンプルなCashmere Scarf。
大判の趣味の良い柄のBig Stole。
好みがはっきりと分かれるところではありますが、
巻き方と服との組み合わせで無限に可能性が広がるところが巻物の面白い所です。
コーディネートの最後の”薬味”として、Bricklayerでは巻物お勧めしております。
KHATA –Big Stole–
色数の多い柄のストールは、巻き方によってころころと表情を変える為、
いつかと同じ巻き方をしようと思っても 煙のようになかなか思うようにコントロールできない、
一期一会のようなところに不思議な魅力を感じます。
朝起きたときに、なんだかいい感じの寝ぐせになっていたりすることがあるように、
テキトーに巻いてみるとなんだかよかったり、前良かった巻き方を追い求めてもなかなかたどり着かなかったりと。
ストールはそれくらい自由で、つかみどころのない。まるで子供のように難しく、楽しい存在です。
カシミアのストールの方は、柄の物と比べて幅が短く、無地ということもあって非常に扱いがしやすいです。
その分巻き方によって表情がつきやすいので、色んな表現の幅があります。
もちろん防寒具なので(防寒具としての説明は今まであえて省いていたのだけれど)、
カシミア特有の柔らかなタッチと保温性はうれしい所です。
ストールの巻き方の教科書は数あれど、自分にとっての正解は決して存在しません。
その自由さに惹かれる方もいれば、難しいと感じる方もいるはずです。
僕も巻物は正直難しいと感じることがありましたが、
あるとき、正解を追い求めることからふっと手を放して
ただ、布で遊んでみようと思ったときに、楽しいと感じたという経験があります。
KHATAの巻物たちがそんな洋服の本質的な楽しさに触れるきっかけになればいいなと思います。
ご紹介したKHATAの巻物たちは、現在行っているニットフェアの対象となっております。
また巻物について、巻き方や洋服との合わせ方など、相談があればいつでも承ります。
お気軽に店頭などでお問い合わせください。
Bricklayer Shimada