2016年11月7日
In
Product
making the World’s best sailor sweaters.
スペシャルなニットが店内に届いています。
material / 100% Merino Wool
color / NAVY, CAMEL
size / S, M
price / ¥42,000- (+ tax)
※以下、ブランドHPより引用。
ANDERSEN-ANDERSEN(アンデルセンアンデルセン)は、2009年、デンマークのアンデルセン夫妻によりスタートしました。
海洋国家であるデンマークは昔からニットが非常に盛んでしたが、近年は後継者不足から産業が減少傾向にありました。
しかし、アンデルセン夫妻はこの伝統的なデンマークのニット文化を継承していきたいという想いから昔ながらの編み方を継承しつつ、
デンマークのユトランド半島にて生産を始めました。
“making the World’s best sailor sweaters.”
― 最高のセーラーセーターを創りあげる ―
海洋国であるデンマークの人々にとって、
大切な道具として古くから愛されてきたセーラーセーター(フィッシャーマンセーター)。
現在は大量生産と効率をもとめる潮流に流され、多くの創り手が伝統を手放しています。
母国デンマークでさえも、昔ながらの非効率な製法を継承するニッターがほとんどいないのが現実です。
忘れ去られようとしている伝統を、後世にも引き継いでいきたいという思いから、
セーラーセーターの原型を研究し、最高の毛糸を求め、手間の掛かる仕様を実現できるニッタ―を探し、
そして創りあげたのが、このANDERSEN-ANDERSENのセーラーセーターです。
皆さんには是非、長く着込み愛用して頂きたい。
そうしてリペアーを繰り返しながら、愛する人に受継がれていく事を願っています。
まず、上記を読み上げて頂ければ、
同社のセーターが如何にスペシャルであるか、が分かって頂けると思います。
まあ実際に見て、手に取って、着て頂くと、さらにスペシャルである事が分かるんですが。
アンデルセンのセーターの特徴的な点は、”真メトリー”であること。
シンメトリー(左右対称)という意味ですが、
こちらのニット、左右対称だけに留まらず、”前後”対称なデザインでもあるんです。
まさに”真メトリー”であると言えます。
インポートのニット好きな方であれば、ご存知の方も多いと思いますが、
ガンジーセーターなど、所謂フィッシャーマンセーターに見られるデザインで、
これは忙しい船員達が裏表を気にすることなく、着られるように作られたデザインなんですね。
このアンデルセンのニットは、古い海軍のセーラーセーターから着想を得て作られています。
上記のサムホールのディテールも然り、The Navy(海軍) Crew Neckという商品名に頷けます。
素材にはオーストラリア産の良質なメリノウールを使用。
美しい両畦編みに見とれてしまいます。
繊細な長繊維のメリノウールが紡ぎだす、しっとりとした上品な光沢感。
高級感ある佇まいですね。
そして何と言っても、ずっしりとしたボリューム感。
ローゲージながら、かなり目の詰まった生地で、リアルに重いです。(笑)
当然ながら、保温性はすこぶる高いですよ。
パーツを型紙通りに編んでからつなぎ合わせる、F F ( フルファッション) という特殊な製法の編み方で、
1目1目ゆっくり時間をかけて編んでいくため、通常編みのニットでは出ない膨らみ(弾力)、伸縮性が生まれます。
なので、着て頂くと驚くほど着心地は快適。
これだけの生地ですので、耐久面も想像に難くないと思いますが、
上記のようにテンションが掛かる部分には、カンヌキ留めをしていたりと、随所に抜かりないディテールも兼備。
肉厚で強い生地だからこそ出来る仕様でもありますね。
また、特別に紡績した糸により、着用していても毛玉ができにくいようになっているとの事。
至れり尽くせりですね、ホント。。
前述のブランド説明にもありますが、
着用者への気遣い、並々ならぬセーターへの愛を感じずにはいられませんね。
主観ですが、徐々にスローファッションの流れを感じてます。
“質の良い一枚を長く”という考え方で、
質の良い丈夫な服を、時にはリペアを繰り返しながらできるだけ長く着ようというものです。
服を手に入れてからのストーリーを、持ち主は、しっかり把握することができ、愛着へと繋がります。
自分だけのストーリーから、次は子供さんへと。。。
アンデルセンのニットが紡ぐ親子のストーリー。妄想しただけでも素敵ですね。
まずは一度是非、店頭で手に取って感じて頂ければと思います。