2012年11月14日
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WOOL HUNTING JACKET
*A Vontade より、マッキーノタイプのウールハンティングジャケットのご紹介です。
50年代のウールハンティングジャケットをイメージソースにしています。
この手のジャケットで、一般的に有名なのはFILSONですが、この時代にはWOOL RICHやWHITE STAG等、
数多くのブランドから
同じようなデザインのジャケットがリリースされています。
同じようなデザインのジャケットがリリースされています。
また、同じブランドでも、ビンテージから現行のモノまで見ていくと、
デザインもさることながら、素材にも微妙に変化がある事が分かります。
基本的には縮絨のメルトン地なのですが、古いモノほど、生地が薄く、糸や組織が比較的はっきり見えます。
これは経年劣化による毛羽の脱落(=生地が痩せる)と、
起毛加工の有無(※古いモノほど起毛されていません)による所が大きいと思います。
またウールの糸には元々、油分があります。
これにより素材にした時のしなやかさと保温性が増しますが、
古いビンテージモノなどを見ると、油分が抜けてややカサカサした風合いになっています。
さてさて、、、話を戻しまして、
今回のジャケットですが、
素材は、先に述べたように50’Sのジャケットの風合いを参考に作成しています。
オリジナルで織り上げたメルトンですが、
起毛加工はせず、仕上げにオイルカット加工を施しています。
(ウールの糸、生地の組織がはっきり出ています。)
単純に保温性だけ考えると、縮絨+起毛加工をした方が良いのですが、
その場合だとボリュームが出過ぎるのと、全体的にのっぺりした表情になり、
(個人の主観ですが、、、)肝心の素材の風合いが死んでしまいますので、
あくまで 『生地を織り上げた、そのままの風合い』 を残した仕上げにしています。
またオイルカット加工もしない方が、しなやかな風合いに仕上がりますが、
ここもあえて、『油分の抜けたビンテージウールのような風合い』 で。。。
その為、通常のメルトン地(P-COATやダッフルなど)に比べるとやや薄手でドライなタッチですが、
生地に腰があるので、中にニットなどを着込めば十分真冬にも対応できるアウターです。
色目は、発色の良いAPRICOT(黄色)とHARVEST(赤)の2色展開です。
パッと見、単色に見えがちですが、それぞれ同系色の2色のウール糸を使っています。
(※APRICOT→オレンジ×イエロー、HARVEST→赤×くすんだピンク)
これにより色に深みと奥行きが出ていて、思わず目を惹いてしまう程にきれいな発色に仕上がります。。。
ポップな雰囲気に見られがちな2色ですが、
どちらかと言えば落ち着いた上品な発色ですので、
明るい色目のアウターが苦手な方でも、
すごく取り入れやすいかと思います。
すごく取り入れやすいかと思います。
シルエットは、着丈がやや短めで、コンパクトなボックスシルエットです。
身巾や袖巾も、やや細身に仕上げていますので、
従来のこの手のアイテムのモッサリ感も無く、スッキリとしたフィッティングです。
スタイリングも、このジャケットが持つ発色の良さを活かしたいですね。
上記2スタイルでは、Classic Chino Trousersと合わせていますが、
動きやすさを重視した実際のハンティングジャケットと比べると、
肩巾等も比較的コンパクトなサイジングなので、
革靴+ウールスラックスなどと合わせても良いのではないでしょうか。
寒さも一段と厳しくなってまいりました。。。
冬アウターをお探しの方、
またダークトーンのアウターしかお持ちでない方(多いのではないでしょうか。。)
にも、
にも、
是非スタイリングに取り入れて頂きたいアイテムです。
仕様やディテール等、詳細はこちらでご覧頂けます。
それでは、お客様のご来店、心よりお待ちしております。