Gentleman’s Carcoat

玉虫コート.jpg

■ Gentleman’s Carcoat ■

material/100% Cotton
color/IRIDESCENT OLIVE,BEIGE
size/ONE.S.M.L
price/¥59.000+tax



すっかり秋も深まり、朝晩はひんやりとした冷たい空気が肌を刺す季節となってきました。

暦は立冬を迎え、暖冬と云われている今年は、実際はどうなのでしょうか。

本日は某ブランドでもお馴染み、不朽の名作『Carcoat』のご紹介です。

バーバリークロス.jpg

1879年に考案したとされている『Gabardine』。

撥水性に富み、通気性に優れ強く丈夫な布地は当時のウェアに革命をもたらせました。

素材は某ブランドの生地を元に製作された高密度コットンギャバジンを使用。

BEIGEはご存知の方も多く様々なブランドからリリースされていますが、

中でも今シーズン注目のIRIDESCENT OLIVE(玉蟲色)。

旧くから調度品の装飾等にも用いられていたという『タマムシ色』。

その名の通り玉蟲から着想を経て作成されたこの色は、オリーブとオレンジ、

経糸と緯糸で異なる2つの糸によってこのような風合いとなります。

深みのあるオリーブグリーン、紫のように見えたり、光の干渉によって色調変化をする、

何とも摩訶不思議で魅力的な色合いです。

裏地チェック.jpg

デザインはビンテージのカーコートからインスピレーションを受けて作成したシングルのバルカラーコート。

ベーシックなバルカラーにベルトをあしらい、着こなしの変化も愉しめるデザインとなっています。

袖付けはラグランで比翼仕立て、インナーにジャケットや厚手のニットなどの

重ね着しやすいようにゆとりを持たせたクラシックでありながらモダンな仕上がりとなっています。

裏地にはブリティシュなタータンチェック、玉蟲にはピッチの異なるネイビーチェックとカラーに見合った配色となっています。

後ろディティール.jpg

背面は、英国トレンチコートの要素を取り入れたインバーテッドベントの美しいフォルムに仕上げたバックスタイル。

ベントのタブを外す事で可動域を広めるだけでなく、綺麗なラインを描くAラインシルエットを生み出すディティールとなっています。

着丈は脛辺りまで来る、今シーズン一番のロングな着丈。

着丈120㎝(Mサイズ)と長めの設定で、膝丈に慣れている方が多いとは思いますが、

全てを包み込む包容力とエレガントとな佇まいが、スタイリングを一段格上げしてくれます。

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モデル身長172㎝、体重56㎏、サイズM着用

定番のベージュはカジュアルスタイルにも取り入れ易く、一枚は抑えておきたいところ。

ロングコートが初めての方にはこちらのカラーがおススメです。

小柄で細身の方には『ONE』のサイズレンジを増やしています。

裏地は付いていますが3シーズン可能になってる生地感となっている為、

ライダース等の中間着を挟んでレイヤリングで調整出来るのも大きなポイント。

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モデル身長172㎝、体重56㎏、サイズM着用
一方、玉蟲カラーは玄人好みかと。

単にベージュで人と被るのを敬遠する選択肢としても良いですし、

何よりも色の変化を伴うこの色味は、渋く恰好良く僕等世代にはグッと響くはず。

メルトンパンツに合わせベルトを縛り、オンを意識したスタイリング。

スタイルを選ばない幅の広さや、仕立ての良さが魅力の一つだと思います。

テキスタイルの良さとシンプルなデザインは流行に左右されず長く愛用出来るメリットも。

玉蟲は時として都合の良い表現に使用されますが、こちらのコートは至って誠実です。


Gentleman’s Carcoat商品ページ→http://shop.brick-layer.jp/?pid=146131454


Bricklayer Horii