No.2 Denim Blouse
ジーンズがまだワークウェアだった1900年代初頭、ご存じL社では最上級のXXのセカンドラインに”No.2″という名称を付けて販売していました。
デニム好きの方であれば資料などで見たことがあるかもしれないアイテムですが、球数も比較的少なかったため現存するヴィンテージには3桁万円の価格が付くほど。
本日はそんな珍しいアイテムをベースに作成された、デニムジャケットのご紹介です。
『 No.2 Denim Blouse 』
No.2という名称の通り、通常の13oz前後のモデルよりも薄い生地の10oz前後で作られていたオリジナルを踏襲し、
*A VONTADE定番の13.5ozではなく、やや薄目の12ozのデニム生地を使用したジャケットになります。
色落ちの加工には、ブドウ糖の還元力を利用した「エコブリーチ」を使用。
従来の塩素系漂白剤などの化学薬品を使用していないため、人体だけでなく環境にも非常に優しい加工方法になっています。
職人の手によって丁寧に加工された色落ちは、肩や肘回りなどに沿って加工が施され、且つわざとらしさや嫌らしさのない仕上がりになっています。
加工が入ることで生地のしなやかさが際立ち、着初めから肌に馴染む軽やかな着心地が特徴です。
カラーは2色、1年間着込んだ色落ちをイメージしたDARK BLUEと、長年着込んで色が退色したようなFADE BLUE。
春になると無性に着たくなる色落ちしたデニムですが、そんな気分にピッタリのカラー展開となっております。
ボタンホールは本体カラーに合わせてステッチの色を変え、退色加減を表現した拘りのディテール。
またヴィンテージのNo.2同様、美しい縦落ち感が味わえるのもこの生地の特徴です。
176cm、70kg、Lサイズ着用。
インナーがTシャツなどでしたらMがピッタリで、スウェットなどを合わせるならLサイズです。
デニムジャケットらしいスッキリとした丈感に、身巾はゆとりを持たせたシルエット。
フロント裾と袖口にはタックを入れることで、丸みのあるシルエットに仕上がっています。
デザインは1stの形がベースですが、オリジナルのNo.2同様に小さめのタックボタンを使用し、胸ポケットはやや低めの位置に。
通常3か所のプリーツ抑えのボックスステッチは2か所にアレンジされ、ヴィンテージ感を抑えたアクの少ないスッキリとしたビジュアルになっています。
背面は当時のミシンの特性上、大きい生地を一度で縫えなかったことから生まれた、中心接ぎのあるスプリットバック(T-Back)仕様。
元々は小さいサイズはこの仕様では無いのですが、Sサイズからこの仕様をお楽しみいただけます。
真鍮製の2本針バックルも加工が入ったことで更に雰囲気を増し、ベルトに使われたセルビッチなど眺めているだけでニヤニヤしてしまう背中周りになっています。
個人的に色の抜けたGジャンをコートのハズシとして入れるのが好きなのですが、特にこのジャケットは12ozという生地感からインナー使いし易いアイテムです。
ワンウォッシュから育てると気の遠くなる時間がかかる色落ちも、届いてすぐに愉しめるこちらのジャケット、ぜひお試しください。
それでは、皆さまのご来店お待ちしております。
■ No.2 Denim Blouse ■
Material/ 100% Cotton
Color/ DARK BLUE, FADE BLUE
Size/ S, M, L, XL
Price/¥41,800(Inc Tax)
Bricklayer Honma