Coverall w/Blanket Liner

 

ここ数日グッと冷え込んできて、もうアウターが手放せない季節となりました。

朝夜はすっかり風も冬の匂いになり、昨年は本当に暖かかったんだなと感じる日々です。

本日ご紹介するアウターは経年変化も愉しめるカバーオールから、さらに冬仕様にウールライナーがついたこちらです。

 

 

『 Coverall w/Blanket Liner 』

 

先にリリースした”40’s Coverall”は、大戦モデルとしてのシンプルな作りが魅力のアウターでしたが、

こちらはさらに時を経た50年代のカバーオールがベースとなっております。

生地は2種類、まずは9.5ozのインディゴデニムから。

ヴィンテージでは名を馳せるワークウェアブランド”CAN’T BUST’EM”社のデニムを解析して作られたこの生地は、経糸はワーク系デニムにありがちな長いムラ糸ではなく、時折欠点のように点在する短いムラ感を再現した糸を使用し、緯糸は絶妙なアイボリーに染めたネップ糸を使っています。

点々と存在するネップと生地のムラが、一般的なデニム生地には無いヴィンテージ感と奥行を生み出し、更に縫製糸にも生成り糸を使うことで、全体の雰囲気を損なうことのないデッドストックのような仕上がりに。

もう一つは、9オンスのブラウンダック地。

一般的に思い浮かべるダック生地とは真逆の、非常にしなやかで滑らかな肌触りが特徴の生地です。

ゴワッと地厚で重いダックと違い、手に取ったその日から体に馴染んでくれるストレスの無い極上の生地を使用しています。

経糸を太い単糸では無く滑らかな細番手を2本引き揃えて使用することで、上記のような贅沢な肌触りに仕上がりつつもダック特有のハリコシは健在です。

 

 

ライナーには国内で数か所しか織ることのできない”ガラ紡織り”を用いた、ウールブランケットを仕込んでいます。

ヴィンテージのカバーオールでも見られるマルチボーダー柄のブランケットは、お好きな方も非常に多いのではないでしょうか。

そのブランケット生地を手紬ぎでしか織ることのできないガラ紡織りで仕立てることで、ふわりと柔らかく、空気をため込んでくれる保温性の高いライナーに仕上がっています。

ライナーはウールをメインとして様々なマテリアルを混紡しており、立体感のあるカラフルなネップがヴィンテージ感を色濃く残しています。

 

 

身巾もゆとりを持たせて作っていますが、シルエットをAラインにすることでワークウェアが持つ野暮ったさは感じられず、肩も落とすことで適度なリラックス感があります。

スウェットやインナーダウンなどの厚手のものも着込むことができ、本格的な冬のアウターとして活躍してくれますね。

フロントの4つのポケット+内ポケットも搭載で、カバンを持ちたくない方には打ってつけの一枚。

写真では分かり辛いですが、通常は最後の工程で袖とボディを付けますが、身頃と袖を先につけてから最後に肩~袖先までを一緒に巻き縫いで仕上げることで、美しいショルダーラインを形成しています。

チェーンのトリプルステッチでのこの仕様は、日本の職人技が光る部分です。

 

 

襟も秋冬仕様でコーデュロイに切り替えており、衿を立ててネックのあるインナーと合わせていただくのも宜しいかと。

個人的にはこのカバーオールの上に、ダウンベストを重ねて冬を越そうかと考えています。

 

店頭、オンラインストアには全商品のラインナップが揃っております。

まだBLOGでご紹介しきれていない分がありますが、お気になるものございましたら是非お試しにいらしてください。

皆さまのご来店、お待ちしております。

 

■ Coverall w/Blanket Liner -9.5oz Nepped Denim- ■

Material/
Shell : 100% Cotton
Lining : 54% Wool, 29% Polyester, 9% Rayon, 8% Nylon
Color/ INDIGO
Size/ S, M, L
Price/¥48,400(Inc Tax)

商品ページ→ ONLINE STORE

 

■ Coverall w/Blanket Liner -Vintage Duck- ■

Color/ BROWN

商品ページ→ ONLINE STORE

 

Bricklayer Honma