Utility Trousers
年齢を重ねるにつれ、普段着でも衿付のブレザーなどを着る機会が増えてきました。
ただいつもチノや細身のデニムでは面白くなく、所謂軍パンですとハズれ過ぎてしまうことがあります。
ドレスカジュアル用に仕立てている軍パンも多いのですが、個人的には艶っぽすぎて躊躇してしまい、そんなことを繰り返し数年が経ちました。
個人的な話ですみません。しかし実際ミリタリーパンツをジャケットに合わせたいというお声は良く聞くものです。
今日ご紹介のパンツが個人的にどストライクだったので、似たような境遇の方は是非ご一読ください。
『 Utility Trousers 』
コシのあるバックサテン生地を使用した、ミリタリーパンツです。
厳密に言いますとバックサテンでも2種類使用していますので、先に生地からご紹介させていただきます。
まずはOLIVE, FADE BLACKの2色でご用意したミリタリーバックサテン。
非常に高密度に織り上げたタフな生地ですが、バックサテン特有のしなやかさや光沢感を持つ生地です。
経糸にはムラ糸を使用しているため生地に自然な凹凸が生まれ、肌に纏わりつかず今時期から着用いただけます。
特有のツヤは着用を繰り返すごとに枯れるようにマットな表情に変化し、逆にしなやかさは増して穿き心地が良くなっていく育て甲斐のある生地です。
ダメになるのに何年かかるか分からない、ずいぶんと活躍してくれそうなミリタリー感溢れるバックサテンです。
こちらも同じくバックサテン地ですが、経糸に黒、緯糸にチャコールトップ糸を打ち込んだ、先染めのバックサテンを使用したCHARCOALカラー。
高密度に織り上げることで膨らみは抑えていますが、トップ糸を使用したバックサテンはより滑らかで柔らかく、メランジのような表情のある生地に仕上がっています。
コシはあるのにバリっとした硬さの無い生地感と、スラックスにも似たビジュアルを持つ生地。
私が今まで見てきたミリタリーパンツの中で、ハズシではなくストレートにジャケット合わせが似合うカラーです。
ということで合わせてみました。
176cm、70kgでMサイズ着用。
股上が深いパンツですので、ややハイウエスト気味に穿いていただくとシルエットがより綺麗に出ます。
デザインソースになった70sのUS NAVYパンツは、すとんと落ちるストレートシルエットが特徴ですが、テーパードを加えてアレンジすることでミリタリーパンツとは思えない綺麗なシルエットが生まれます。
このCHARCOAL、ジャケットはもちろんセーターやPコート、レザージャケットなどのアイテムとの相性も非常に良く、カジュアルながら綺麗目に着用できるオススメのカラーです。
腰にはサイドアジャスターが付く為、ベルトレスでの着用が可能です。
アンティーク加工された鈍く光るバックル、特徴的なヴィンテージ感溢れるフロントファスナーなど男らしい要素も詰め込まれており、ミリタリ―パンツとしての雰囲気も損なっていません。
こういったバランスのパンツ、探すと本当に見つからないものです。(探されてる方には共感いただけるかと…)
オーソドックスにアメカジコーデでも。
今期のデニムジャケットはユーロっぽさも取り入れたジャケットで、カットソーもモックネックを選んでいるためカジュアル過ぎないコーディネートをイメージしました。
とにかく穿いていただきたい綺麗なシルエットのミリタリーパンツ、個人的に今季一押しのパンツです。
それでは、皆様のご来店お待ちしております。
■ Utility Trousers -Military Backsatin- ■
Material/ 100% Cotton
Color/ OLIVE, FADE BLACK
Size/ S, M, L, XL
Price/¥24,200(Inc Tax)
■ Utility Trousers -Charcoal Backsatin- ■
Size/ S, M, L, XL
Price/¥25,300(Inc Tax)
Bricklayer Honma