Coal Mine Jeans -One Washed-

 

誰もが穿いてきたであろうジーンズ。

源流を遡ると、ワークウェアとして誕生したオーバーオールに辿り着きます。

24SSシーズンにリリースして非常に好評をいただいた「Coal Mine Jeans」は、そんなオーバーオールからジーンズに移行する際の、プロトタイプのようなヴィンテージを参考に作られた一本でした。

そんな男心をくすぐる魅力が詰まった一本が、待望の再入荷となりましたのでご紹介させていただきます。

 

 

『 Coal Mine Jeans 』

 

オリジナルで作られたデニム生地は、経糸にジンバブエの長綿、緯糸には品種改良される前の天然の茶綿を使用した13.5ozのセルビッチデニムを使用。

生地の裏側を見ると、ややブラウンがかった深みのある色を感じ取っていただけます。

表面も通常の白糸を使った生地と違い、赤みの強い深みのある色合いが特徴です。

一般的なデニム生地は表面の毛羽を焼き、ねじれ防止加工を施し、防縮加工も加えて面が整った優等生的ビジュアルを完成としますが、

ヴィンテージに寄せる為に特注で作られたこの生地は、特殊な防縮加工を施してあるため縮みは最小限に、ねじれと毛羽立ちはヴィンテージ同様に発生する生地になっています。

古着屋あるいは既にお持ちのヴィンテージなどで見られる、赤耳がねじれて廻ってくる特有の表情を体感しながら穿き込んでいただけます。

因みに春夏は未洗い状態での納品でしたが、今期はワンウォッシュをかけた状態での納品となり、大きな縮みはありませんのでご安心ください。

 

写真上が新品、下が実際に半年ほど穿き込んだ着用サンプル。
サンプルは洗いが2回ほどですが、一般的なデニム生地よりも深みのある色落ちをしているのがお分かりいただけるかと思います。

 

 

シルエットは深めの股上、ゆとりのあるワタリから落ちたワイドストレートですが、ややテーパードを効かせているため、野暮ったさを感じさせない絶妙なシルエットに仕上がっています。

裾幅は23cm前後と広めで、これからのシーズンはブーツなどボリュームのある靴との相性が抜群です。

 

 

元々オーバーオールだったものの上部を無くしたモデルが参考になっているため、懐中時計を入れる為の”ウォッチポケット”が高めの位置についているのが特徴的です。

股下リベットも現行品では見なくなった、匂いを感じさせるディテール。

大戦以降に無くなった部分ですが、やはりここを見ただけでテンションが上がるのは私だけでは無いはずです。

 

 

バックにはかなりレアなディテールも取り入れています。

リーバイ・ストラウスが初めてズボンを作った際、非常に簡素な作りで今では当然ある後ろのヨークが無く、両サイドにタックが入るだけでした。

その部分を踏襲しつつもオリジナルでさらに縦横にダーツを入れることで、立体的なヒップ周りが生まれます。

バックポケットも四角に近い横広の形が目を引き、当然こちらも打ち抜きの剥き出しリベットを採用しています。

そして特徴的なシンチバックル。

ヒップ周りのフィット感を高める為のオーバーオールの名残ですが、ジャストサイズで穿かれる方はベルトレスでも穿いていただけます。
(実際の針を使用しているため、お取り扱いには十分にご注意の上、お好みの位置で刺して調整して下さい)

 

 

ただの復刻ではなく、シルエットや利便性など現代的にアップデートされたワイドストレートジーンズ。

ミリタリージャケットにヘンリーと、ベタではありますが王道のアメカジで渋くきめたいところ。

デザイナーが実際に穿き込んだものと並べて撮影しましたので、参考になれば幸いです。

重厚感あるアウターにも負けない力強さのある一本、詰め込まれたロマンとディテールを味わいながら穿き込んでいただければ。

皆さまのご来店、心よりお待ち申し上げます。

 

■ Coal Mine Jeans -One Washed- ■

Material/ 100% Cotton
Color/ INDIGO
Size/ 30, 32, 34, 36
Price/¥27,500(Inc Tax)

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