Buckle Back PW Denim Trousers

早いもので桜の蕾にわずか膨らみが見られ、春の日差しを感じられる日も増えてきました。

店舗へも春物を探しにご来店頂く方が増え、特に今年はパンツから探されている方が多いようですね。

個人的にも愛用しており、オススメさせて頂きたい1本が再入荷したので、本日はこちらをご紹介させて頂きます。

 

『Buckle Back PW Denim Trousers』

 

5pocket Jeansと並んで*A VONTADEのデニムの定番となりましたこちらの一本。

5Pocketと比較してのお問い合わせを多くいただきますので、少し比べながらご紹介していきます。

少しでも参考になれば幸いです。

 

生地は強撚したインディゴ糸を使った、ザラ感のある11.5ozデニム。

緯糸にネップ糸を打ち込むことによりヴィンテージ感溢れる面構えとなっており、通常のインディゴデニムに比べてやや黒みがかった色合いが特徴です。

5Pocketの13.5ozと比べるとやや薄手の11.5ozとなりますが、厚みが減った分密度は増し、穿き込んでいくことで強撚糸の特徴であるさらり(つるり?)とした生地感を味わって頂けます。

実際にデザイナーが3年ほど穿き込んだものとの比較。

着用、洗濯を重ねることによりネップは削がれ、代わりに控え目な縦落ちが顔を出します。

色は鮮やかなサックスブルーに表情を変え、無地Teeが活きる色合いに。

 

ワンウォッシュされた状態でのお届けとなりますので、硬さの残る内から穿き込んでいただくとヒゲもしっかりと入ります。(やや薄手のオンスなので根気は要りますが…)

ここまで穿き込んでもハリを感じられるのも強撚糸を使っているからかと。

 

5Pocketは茶綿が効いた深みのある色落ちをするので、経年変化も変わってきます。

デニムといえば赤耳!いう方も多いのではないでしょうか。

こちらは元々あったセルビッチを片倒しにして縫い上げるというなんとも豪華な作り。

ロールアップした時に僅かに除く部分が主張しすぎず、しかしながら活きて足元のアクセントになります。

隠し味も利きすぎると味が崩れるので、このくらいが良い塩梅かと。

股上は深くヒップにもゆとりを持たせたオリジナルの面影は残しつつ、ややテーパードを効かせた美しいシルエット。

裾幅が約24cmと広めながら野暮ったさは皆無で、ジャケットを合わせても良い形です。

表側はチノのようなビジュアルながら、裏側はやや大き目のヒップポケットで男らしく、元々の特徴が活きたデザインに。

40年代頃のパンツに多く見られた、腰に叩きつけられたバックルバック。

サスペンダーのサイズ補助から始まり、ベルトが普及した当時でも多く見られたディテールですが、時代とともに簡素化され失われていったヴィンテージの特徴ともいえる部分です。

ジャストサイズで選んでいただければ、これで調整しベルトレスでも着用可能です。

裾まで太いズドンとした形が特徴のオリジナルと比べて非常に綺麗に、それでいてミリタリーデニムの雰囲気は損なわない絶妙なバランス。

非常にシンプルなビジュアルながら男臭いスタイリングにも品を添える、欠かせない一本となってくれるでしょう。

 

今から夏にかけてスタメンな一本です。

是非お散歩がてらご試着にいらしてください。

皆さまのご来店、心よりお待ち申し上げます。

■ Buckle Back PW Denim Trousers ■
material/ 100% Cotton
color/ INDIGO
size/ S, M, L
price/¥25,300(Inc Tax)

Buckle Back PW Denim Trousers 商品ページ→ こちらから

 

Bricklayer Honma