Wool Boa V-Neck Cardigan
11月に入り、やっと秋らしい気候になってきました。
先日出掛けた高尾山では紅葉が見頃を迎え、登山道には落ち葉の絨毯が広がっていました。
イルミネーションもちらほらと見かけるようになり、本格的な冬の到来も間近といったところでしょうか。
今年の冬も俄然としてフリースやパイル、ボアなどを使ったアイテムを見かけますが、柔らかくて軽量、暖かいと云った機能を備えたフリースの魅力は沢山ありますが、何といっても『モコモコ』したビジュアル、これに尽きるのではないでしょうか。
素材の進化により多くの新機能素材がありますが、*A VONTADEではウールベースに軽さを追求し、ウール×コットンの天然素材に拘った、ボアパイルを採用したカーディガンの入荷です。
一見すると毛玉のようにも見えるこちらの生地。
表のウール面にナッピング加工(表面の毛羽を波状、玉状に仕上げる加工)を施し、毛玉風のボリューミーなボアに仕上げたインパクト大のパイル素材。
通常この手の生地はポリエステルやアクリルなど化繊を使用する事が多いですが、表面がウールでグランド面(裏面)は着心地が考慮された肌触りの良いコットン素材を使用し、肌当たりの良い素材感でウールの不快感は皆無となっています。
ウール製品の進化版として生まれたフリース。
今となっては化繊を代表する機能素材ですが、そんなフリース(ボア)を天然繊維で作るという”逆転”の発想から生まれました。
70年代のモヘアカーディガンをイメージソースに、『素材』を前面に打ち出したシンプルなデザインのカーディガン。
所謂”ゆるふわ感”を中性的なモノと捉え、好みが多少分かれるアイテムではありますが、生地の厚みや特有の硬さのある素材感や”HAIRBALL”のビジュアルも相まり、甘い空気感を持たないボア素材が特徴的です。
US ARMYのM-43やM-51などのミリタリーのライナー等で使用されるパイルのイメージが比較的近いでしょうか。
WOOLがカールしているボアはウォーム感が強く、Tシャツの上からざっくり羽織っても寒々しく見えず、見た目以上に軽いことも特徴です。
デザインはサイドポケットが付きフロントボタンが6個付いたV-NECKのカーディガン、ネック回りは浅くヒップに掛かる程度のシルエットになっています。
もう少し寒くなってきた際には、フードパーカーやタートルネックなどにも相性が良く、これから先にかけてはインナー使いがメインとなってくるとV-NECKのカーディガンは何かと重宝するアイテム。
この時期ならではの素材感を愉しめるコーディネートはやはり楽しいものですね。
冬には冬の美味しい食材が多いように、服も同様に冬の素材を活かした旨味が凝縮された”旬”のモノを食べない選択肢はございません。
ウールセーターの悩みの種、毛玉をデザインに変換した存在感のある『ボアカーディガン』、ぜひご賞味あれ。
■ Wool Boa V-Neck Cardigan ■
material/55% Wool,45% Cotton
color/BLACK,CHARCOAL
size/S.M.L
price/¥31.900(Inc Tax)
Wool Boa V-Neck Cardigan商品ページ→https://shop.brick-layer.jp/?pid=171268803
Bricklayer Horii