7.5oz Football T-Shirts

 

一口にアメカジと云っても、その出自と世界観は多種多様。

ワークウェアとしての出自を持つジーンズが、ファッションアイテムとして脚光を浴びた1950年代のユースファッションは、その源流の1つとも言われています。

映画『アメリカングラフィティ』の登場人物が纏っていたようなオールディーズスタイルや、名門私立大学の学生が発信源となったアイビースタイルとして認知されているものです。

1960年代から70年代にかけて西海岸で確立されたサーフ文化やバイカー文化に根差したファッションも、当時大きなムーブメントを巻き起こし、こうしたアメリカンカルチャーは音楽や映画ともに世界に拡散され、憧れの存在となりました。

日本にも打ち寄せる波のようにように上陸し、独自のアメカジカルチャーを形成し『渋カジ』という独自のスタイルを生み出すまでに至ったわけですから、その影響力たるや相当なものでした。

20代そこそこだった自分含めて、アメカジ・アメトラのTシャツの代表的なアイテムと言えば、『フットボールTee』や『リンガーTee』あたりが代表格でしょうか。

本日は丸胴ボディーのFootball T-Shirtsのご紹介です。

 

 

素材はやや太番手にあたる14番糸を使用した多少肉感のある中厚ボディーで空紡糸を使っている為、ドライでバルキーなタッチと少しゴワついた硬めの風合いが特徴で、エイジングの妙も愉しめるマテリアル。

7.5ozのミドルウェイトの生地感でオリジナルで作成した天竺ボディーは、アメリカンなイメージで『MADE IN USA』をも彷彿させる面構えはタフな作りで耐久性と吸湿性に優れ、着用を重ねるごとに馴染みが良くなります。

ヘインズなどのTシャツが5ozぐらいかと思うので中肉厚の部類でしょうか。

実際に洗濯をしても撚れがなく、しっかりとシルエットをキープし、綿100%ながらもスパン混のような粘りも感じて頂けると思います。

 

 

もともとアスレチックウェアとして着用されていた為、通常のTシャツとはデザインが異なり、フットボールTeeの特徴でもある身頃の切り替えに加え、袖丈は8分丈に設定されています。

フットボールTeeのデザインは好きだけど、ナンバリングやラインが入っていると少し….なんてことが無いよう無地のみでの展開です。

ユニセックスやジェンダーレスたるワードが飛び交う中、一つのスタイルへと変わりつつある今、メンズ・ウィメンズ問わず昨今、色々な場面で耳にすることも多い、ニュアンスカラーでのご提案です。

〇〇色と断定しがたい曖昧な淡色、全体的に彩度が低く、少し『くすみがかった色』。

云わばエイジングしたかのような色合いが魅力的で、着用写真のICE BLUEをはじめ、全6色でどの色も柔らかく、良い意味での主張が少なく、合わせ易いカラーパレットかと思います。

サイズ感は多少緩めで私でMサイズがジャストなバランスですが、MサイズからXLまでのサイズ展開となりますので、好みや気分で選んでも良いのではないでしょうか。

 

 

脇剥ぎが無い丸胴ボディーの特徴としては、ヨコ伸びに強く、型崩れもしにくいメリットがあり、写真では分かりませんが、脇下には60年代頃のヴィンテージに見られる△マチのついたクラシックなデザインで、ネックは二本針りの2.5㎝巾のバインダー始末。

ボックスシルエットでスリットなどは入っていないシンプルなアイテムな為、コーディネートで悩む事はなさそうでしょうか。

色展開が多く悩ましいところですが、暫定ROSE GREY(上記写真)のご指名が多いでしょうか、グレーに赤系カラー(バラ色)が混じったような落ち着いた色目で、個人的には一番好みの発色です。

 

 

デニムでの合わせは勿論のこと、シンプルなアイテムが故、軍パンなどのコーディネートも◎。

色目や無地なども相まって、良い意味でのスポーティー感が剥がれ、適度な緩さがあるのでベタなアメカジ合わせでも子供っぽさやコテ感は全くなく、リファインされた”フットボールTeeシャツ”。

いつも選んでいるTeeシャツを何に代えるのかも重要で、同世代の方にはリトライして頂きたいアイテムです。

 

■ 7.5oz Football T-Shirts ■

material/100% Cotton
color/WHITE,SAND,ICE BLUE,ROSE GREY,DK.NAVY,SUMI
size/M.L.XL
price/¥9.900(Inc Tax)

7.5oz Football T-Shirts商品ページ→https://shop.brick-layer.jp/?pid=166944861

 

Bricklayer Horii