Indigo Prisoner Shirts
昼と夜の長さが同じになる日。
厳密に云うと実際には昼のほうが少し長いそうです。
中目黒の桜の蕾もピンクに色付きはじめ日当たりの良い所は1輪、2輪咲き始め、今週末あたりが見頃でしょうか。
ラグジュアリーとストリートに代表されるように、ファッションでは異なる要素をミックスさせて、新たなジャンルを生み出す事は良くあること。
最近ですとキャンプブームに伴いあちらこちらで見かけるようになった”街でも使えるアウトドアウェア”というのも一例でしょうか。
今回ご紹介するミックスは『ワーク』と『ドレス』。
両極端に位置するこの2つのジャンルが見事に邂逅しました。本日は新型のシャツ『Indigo Prisoner Shirts』のご紹介です。
素材は20番手のスーピマコットンをロープ染色したインディゴ糸をシャトル機で織ったシャンブレー素材。
濃い目のインディゴ糸を経糸に緯糸に生成糸を打ったDK.INDIGO(写真下)と、通称”ベタシャン”と呼ばれる経緯ともにインディゴ糸を使ったBLUE INDIGO(写真上)の2色でのご用意です。
一般的なシャンブレー地は経糸(染色した糸)と緯糸(染色していない糸)で生地を織るために、色の濃淡がはっきりした凹凸感が出ますが、ベタシャンは経糸と緯糸ともに濃淡の違う色付きの糸を使用しています。
ワークシャツらしく肉感のあるしっかりとした生地感です。
通常のシャンブレーに比べ艶感のある品のある素材で、光加減で濃く見えたり薄く見えたりすることが特徴です。
シャンブレー特有の霜降りがなく、独特な発色・色味となり、ブルーがより青く奥行きのある発色でブルーワーカーをも彷彿させるとても良い色目です。
アメリカのプリズナーシャツをモチーフにデザインされたシャンブレーシャツ。
大き目なフラップポケットや控えめ目な開襟仕様となった衿や猫目ボタンなど、無骨なプリズナーらしさを残しながらも上質なスーピマコットンと繊細な縫製によって仕上げられた1枚です。
各国によりボーダーやストライプや無地、ポケット形状など様々ですがプリズナーと云えばやはりアメリカのイメージ。
縫製糸は80番糸を使い運針を細かく、脇は0.48mm巾の巻き縫い(チェーンステッチ)で丁寧に仕上げたことで、
『ワークシャツでありながらドレスシャツのような見栄えの美しい縫製』を
完成させた意欲作。
ダブルステッチを極力控え、ワークの雰囲気を活かしつつのステッチワークとなり優美繊細にチューニングされた1着となっています。
綺麗な縫製で仕上げることで、シャツ全体に品を感じるワークシャツに仕上がっているかと思います。
シャンブレーが白っぽくフェードするのに対し、ベタシャンはあまり白っぽくはならず、ゆっくりとトーンを落としながら柔らかい色味に変化していくのが特徴です。
ヒップが隠れる程度の着丈のボックスシルエットで、背中にはダーツを入れ全体的にゆとりのあるサイズ感のリラックスフィットになっています。
ラギットな雰囲気のワークシャツは沢山ありますが、いざ、大人の男性が悪目立ちせずすんなり受け入れやすいモノとなると案外限られてしまうもの。
タフで質実剛健な実用性重視の縫製と云うよりかは、『魅せる縫製』によりワンランク上に昇華されたIndigo Prisoner Shirts。
あくまでも仕立てはワークシャツですが、丁寧な仕事が施された発想とギャップが何ともグッと響く1枚です。
冬の間に出番の少なかったシャツのならし運転にいかがでしょうか。
■ Indigo Prisoner Shirts ■
material/100% Cotton
color/DK.INDIGO,BLUE INDIGO
size/S.M.L
price/¥23.100(Inc Tax)
Indigo Prisoner Shirts商品ページ→https://shop.brick-layer.jp/?pid=166852061
Bricklayer Horii