Fish – Hunt Jacket Ⅱ

コロナをきっかけに、盛り上がりを見せるアウトドアアクティビティ。

筆頭格と云えば『釣り』もその中の1つに挙げられるでしょうか。

釣り人の間では制服として愛されてきたウェアが、アウトドアトレンドの追い風もありファッションアイテムとして認識された『フィッシングジャケット』。

ある時点では尖っていると思われていたものが、時間が経ち何年後かには”普通”になっているというのは意外と良くあること。

ワークやミリタリーにも通じるアウトドアのフィルターを通して作成された、『Fish-Hunt Jacket Ⅱ』のご紹介です。

素材は適度な打ち込みで3シーズン対応可能なコットン・ナイロンオックスフォード。

耐久性や防風性、速乾性に優れしなやかな質感、光沢感があり軽量でサラッとした質感が特徴です。

デザインは70～80年代のWILLIS & GEIGERの名作”EISENHOWER FISHING JACKET”をソースに作成されたジャケット。

WILLIS & GEIGERは1902年創業で世界大戦時に於けるフライトジャケットを制作し、冒険家や探検家などアウトドアマンに好まれる服作りをしており、高い技術でアバクロやL.L BeanのOEMを行っているブランドです。

古着好きの中では名の通ったブランドで、機能的で独特なディティールでコアなファンも多い同ブランド。

ファッション業界には海や川釣りのみならず、渓流釣りでのテンカラを愛して止まない諸先輩方も多く、ファッションとフィッシングは思いのほか身近な存在です。

今期はポケット数を減らしたマイナーチェンジを行い、フロントにはフラップポケットが4つ、内ポケットにはZIP付きのゲームポケット含む3つのポケットで合計7つといったフィッシングジャケットとしては控え目な配置となっています。

一見するとBDU JACKETやJUNGLE FATIGUE JACKETのようなミリタリージャケットのようにも見えますが、衿形状や裾のドローコードやハンガーフックなどフィッシングのディティールとムードを活かしながらも、フィッシングとミリタリーがクロスオーバーしたようなデザインとなっています。

良い意味でゴチャ感があり存在感満点のビジュアルだった以前のモノに比べて、街着としてより実用性が考慮されたジャケットとなっています。

オリジナルは裾が水面に着かないようにショート丈になっていますが、着丈を10㎝ほど長くしたカバーオール程度の着丈となっており、ポケットサイズも使い勝手の良いサイズに変更しています。

衿は前下がりが若干深めの特徴的なスタンドカラーで、脇には大きなマチ＋アイレットを付けて運動量を確保し、実際のアクティビティを想定されたデザイン。

ボックスシルエットで身巾とアームホールは若干緩めで、袖はカフスになっており現代に見合ったシルエットで、見た目以上の収納力は”着るカバン”とは大袈裟ですが、手ぶらがスタンダードになりそうです。

アウトドア特有の土臭い印象はなく締まった印象でアーバンなムードの新色BLACK。

フィッシングジャケットと云うよりもマルチパーパスなアウトドアジャケットであり、タウンユースにもマッチする普遍的な機能美を感じます。

寒い日にはインナーにスウェットやフーディを、暑い日はTシャツの上からガバっと羽織るくらいが丁度良いでしょうか。

未だコロナが世間の話題を独り占め、視界不良な日々が続く模様ですが、”心の健康のため”を大義名分に、新しいジャケットを購入するのも良いのではないでしょうか。

■ Fish-Hunt Jacket Ⅱ■
material/67% Cotton,33% Nylon
color/OLIVE,BLACK
size/S.M.L
price/￥38.500(Inc Tax)

Fish-Hunt Jacket Ⅱ商品ページ→https://shop.brick-layer.jp/?pid=166570314

Bricklayer Horii