Raglan Pea Coat


誰もが冬のアウターとして思い浮かぶであろう『Pea-Coat』。

認知度が高いコートだけに、時代の流れや作り手のアイデンティティによりデザインや素材などが多種多様なバリエーションで世に生み出されているアイテムではないでしょうか。

昨今では当たり前のようにファッションに取り入れられるピーコートですが、1930年代以前、US NAVYのピーコートは一つ一つ丁寧に手作業で作られていたテーラーメイドでした。

その古き良き時代に作られていたピーコートに敬意を表し、異なる生地感やディティールなどを紐解き、*A VONTADEの解釈によって生み出された新作のピーコートのご紹介です。


素材は1/10 SUPER 110’sのラムウールを使用して2重織りで膨らみと厚みを持たせた上質なメルトン地を採用。

真冬のアウターとして風を遮断するしっかりとした打ち込みがありながら、膨らみがありSUPER 110’s特有のしなやかなタッチで特徴です。

2枚のメルトン地を張り合わせた生地ですが、見た目以上に軽く、ごわつきも無くピーコート特有の『重くて』『硬い』イメージとは皆無となっています。

打ち込みが強く、ハリのある生地感はシワになりずらく、見るからに上質なマテリアルかと感じて頂けると思います。

デザインは8つボタンのダブルブレスト。

高さのある襟裏にはチンストラップが装備されており、寒風の際には襟を立ててチンストラップを閉じるとマフラー要らずの最強の防寒スタイルとなります。

襟と袖口にはハード芯を入れる事でラインが綺麗に見え、メンズらしいシルエットがしっかり出るようパターンされています。

ボタンは程良い大きさの本水牛のボタンを使用し、手の入れ易さを考慮したUS海軍仕様の両玉縁ハンドウォーマーポケット(裏地には柔らかいフランネル地付き)の上に、重なるようにパッチポケットを叩き付けています。


ラグランスリーブで丸みのあるシルエット、綺麗な弧を描く袖、肩から裾口にかけて広がるAラインシルエットのミディアム丈。

着丈はOFFICER(上士官)用のロングではありませんが、Mサイズ着用でヒップがすっぽり隠れる程度の着丈となっており、スリットは入っていませんが煩わしさはございません。

ミリタリーウェアであることすら忘れてしまうほど美しく、ゆったりとした中にもドレープ感と落ち感など、至高エレガントなシルエットが何とも魅力的です。


汎用性の高い王道のDK.NAVYの一色での展開です。

振り幅が広く合わせるアイテムを選ばず、コーディネートが落ち着いた雰囲気で、1着はワードローブに組み込みたいところ。

『流行・トレンド』の延長線にあるモノとは違い、時代に流されないPea Coatと云えるのではないでしょうか。

残念ながらMサイズのみとなりましたが、一年間頑張った自分へのご褒美に如何でしょうか。

■ Raglan Pea Coat ■

material/90% Wool,10% Nylon
color/DK.NAVY
size/XS.S.M.L
price/¥74.800(Inc Tax)

Raglan Pea Coat商品ページ→https://shop.brick-layer.jp/?pid=164574558

Bricklayer Horii