Utility Shirt Jacket Ⅱ


ミリタリーや古着好きにはお馴染みのモデルでこれまでも多くのブランドにもサンプリングされている『Utility Shirts』。

アメリカ軍のミリタリーアイテムの中でも流通量も多く価格帯的にも1.2の人気を誇るミリタリーシャツ、比較的安価な事からも身近な存在で古着屋に行くと必ず目にするユーティリティーシャツ。

個人的にも年間を通じ一番着用していると云っても過言ではない定番のシャツジャケットです。

本日は前シーズンよりモディファイされてリリースされた、『Utility Shirt Jacket Ⅱ』のご紹介です。

素材は高密度に織り上げたオリジナルのポプリン地。

こちらの『FADE BLACK』は、その名の通り黒が経年変化で退色したような(BLACKにNAVYを足したような)色目です。

もともとポプリン自体にヨコ方向に細い畝が効いているのですが、緯糸にラフィー糸を使用しているので、自然なムラ感が強まり素材からもヴィンテージの雰囲気が漂います。

最後にシルケット加工を施す事でコットンの毛羽を飛ばし、年月が経ち油分の抜けたドライタッチに仕上げています。

着込む程に変化する雰囲気や表情を愉しめる素材となっています。

同じコットンでもバックサテンやヘリンボーンに比べて薄手の生地感になるので、つい手が伸びてしまう使い勝手の良いマテリアルです。


デザインソースは60’s~70’sのベトナム戦争時に米軍で採用されていた”US ARMY UTILITY SHIRT”。

少し低めに設定されたフロントの2ポケットを配したシンプルなデザインです。

フロントの見返しには生地の耳(セルビッチ)を使い当時の作りを踏襲させ、ヴィンテージに寄せ過ぎないデザインと絶妙なサジ加減を意図するところ。

肩や袖などはダブルステッチで施され、当時の仕様には無い袖にカフスを付けることで使い勝手の良いディティールをプラスしています。

身巾は広く、着丈の短いボックスシルエットで、ゆとりあるサイズ感はレイヤリングを考慮されたサイジングとなっており、シャツのビジュアルが残りますが、ジャケット感覚でスッキリと着こなすのではなく”ガバっと羽織る”方がサマになり、この『ラフ感』が魅力的です。

2枚剥ぎになった腕回りもゆとりを持たせている為、インナーにサーマルや薄手のセーターなどを挟んだレイヤードスタイルもバランス良く纏まります。

裾脇にはアジャストタブを付きますので、ここを絞る事でふっくらと丸み(ブルゾン感)が作れ、よりジャケットを意識したデザインとなっています。

写真は以前のモデル(写真右)ですが、生地の経年変化の様子。脇、肩、袖口は全て巻き縫いでポケットなど、各パーツの存在感が増し『力強い』表情に変わっていきます。

光沢感は落ち着き油分が抜けたドライな質感に変化していきます。

アタリも愛おしいポイント、特にOLIVEとFADE BLACKはフェード具合も良い塩梅で育ち、こうなると着る事への愉しみを実感して頂けるのではないでしょうか。

モデル身長172㎝、体重57㎏、サイズM着用

こちらの新色”TAN”はブリックレイヤーのExclusive Color。

デニムパンツとの相性は抜群です、OLIVEやBLACKのアウターが食傷気味な方にはお勧めの色目です。

こちらのシャツジャケットは季節の変わり目は羽織りとして冬場にはシャツ代わりとして着用出来、とても重宝するとのお言葉を頂戴しています。

シャツの延長で着られるライトアウター感覚でレイヤリングも可能な為、思いのほか着用時期が長く、所謂、中間着的なアイテムをお持ちでない方には特におススメしたい1枚です。

■ Utility Shirt Jacket Ⅱ■

material/100% Cotton
color/OLIVE,FADE BLACK,TAN
size/S.M.L
price/¥23.100(Inc Tax)

Utility Shirt Jacket Ⅱ商品ページ→https://shop.brick-layer.jp/?pid=157464862

Bricklayer Horii