Linen Atelier Long Coat

2021年3月18日 In Product

■ Linen Atelier Long Coat ■

material/100% Linen
color/INK
size/XS.S.M.L
price/￥42.000+tax

多くの芸術家に愛されたフレンチワークの定番『アトリエコート』。

豊かな感性に彩られたフランスのワークウェアは、働く人達の為に生まれ、機能性の求めに応じて考えられたモノであるはずなのに『着心地』と『デザインの洗練』を忘れないものでした。

桜の花も彩りはじめ、日中は過ごしやすい陽気も増えてきました。

本日は*A VONTADEの解釈でブラッシュアップした、リネン素材を使用した『Atelier Long Coat』のご紹介です。

素材は40番手の平織のリネン100%に、紀州備長炭の墨染めコーティングを施し古布のような風合いに仕上げています。

仕上げに色落ちを抑える為、染めた後にバイオ加工を入れて色落ちさせています。

バイオ加工とは特殊な酵素を用い、微生物に布生地の表面を食べさせる加工の事を言い、生地の風合いを柔らかくし着心地を良くしてくれる事や、エイジングを表現する際に行う加工です。

ブラックとグレー、ホワイトが混ざったようなブラックシャンブレーのような風合いにも見えますが、リネン地の軽さの中にも、粗野感や重厚感、ヴィンテージのような風合いを感じるそんなマテリアルです。

こちらはインディゴ同様に自然な経年変化によって良い感じにやれ感が出てきて、ハリも徐々に軽減され着用毎に馴染みとドレープ性が増していきます。

※汗や洗濯でも少し色が出る場合がありますので、インナーや白物への色移りにはご注意ください。

1900年代初頭のダスターコートをデザインソースに作成された一枚仕立てのオーバーコート。

『素材感』を肌でダイレクトに感じることが出来るのも一枚仕立てならでは。

フロントには形状の異なるポケットが4つ配され、機能性にも優れたデザインです。

シンプルなデザインながらもパッチポケットは中縫い始末で膨らみのある表情に仕上げています。

オーソドックスな衿の形状でトップボタンを外せば衿を返してテーラードのような雰囲気で着る事も可能です。

ストンと下がったラインは体形を選ばず、バックスタイルはノーベントの膝丈の綺麗なAラインシルエットになっています。

使用している付属もボタンは貝ボタン、裏には革の力釦と『天然モノ』で統一されています。

素材と共にこちらも経年変化を感じて頂けるかと思います。

生地、パーツ、縫製、仕上げ、全ての要素が合わさって、唯一無二の存在感を放っています。

軽やかで良い意味で『ラフ』に扱え、サラッと羽織れる分使用頻度やポテンシャルの高いアウターかと思います。

もし少し暖かくなれば、シャツの代わりとしてTシャツの上から羽織っても良いですかね、春先はサンダル辺りで軽さを演出してみて下さい。

この抜け感と申しますか落ち感と申しますか、シンプルながらもムード感溢れるユーロヴィンテージな雰囲気満載のアトリエコートは試して頂きたい1着です。

モデル身長172㎝、体重57㎏、サイズS着用

■ Linen Atelier Trousers ■

material/100% Linen
color/INK
size/XS.S.M.L
price/￥24.000+tax

こちらは同素材を使用した、1940年代のユーロワークパンツをソースに作成したトラウザー。

ベイカーパンツのような大振りなパッチポケット仕様となっています。

腰に付くバックルバックベルトはベルトループを通して、脇接ぎに流し込みにしているので後ろ身全体でウエストの絞り込みが可能です。

自分はヒップの厚みが無いため固定はできませんが、腰回りにボリュームのある方でしたらベルトレスで穿くことも可能です。

少し気が早いですが、こう云ったパンツはTシャツをインにして合わせ、ディティールを存分に活かしたいところ。

ノンタックでヒップからワタリにかけてゆとりを持たせ緩やかにテーパードを入れた素材を活かしたシルエットになっています。

股上は深く、肌を点で捉えサラッとした着用感はリネンならではで、高温多湿なパンツ内を常に快適に保ってくれる自然界の高機能素材です。

素材感とストンと落ちるドレープの利いた綺麗なシルエットが映える１本です。

通常Sサイズでパンツを選ぶ事が多いですがシルエットは全体的にルーズな為、Mサイズぐらいのサイズ感でしょうか。

ナチュラル系雑貨屋さんにありそうな洗いをかけて雰囲気をタップしただけのモノとは一線を画す、ワークウェアに通じるストイックな質感と、どことなくエレガントな空気感。

ふわっと軽くと云うよりは、薄手ながらも適度な重みがあり、ある程度穿き込んだ際にもドレープ感が残る素材ですので、ヴィンテージの雰囲気が好きな方には、ストライクではないでしょうか。

Bricklayer Horii