Old Potter Jacket

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■ Old Potter Jacket -Water Resistant Highcount Oxford-■

material/ 100% Cotton
color/ DEEP NAVY
size/ S.M.L.XL
price/ ¥40.000+tax

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Old Potter=1920年代の陶芸家が着ていた作業服(ジャケット)がベースで、まずはその背景に興味をそそられます。

ヨーロッパではまだ既製服が存在しなかった時代には、こうして作業服も手作業で誂えており、
その為現在のワークショップなどで売られている化繊にジップが付いたような物とは程遠い仕立てのジャケットを着用して仕事をしていたそうです。

そんな手作業ならではのクラシカルの中にもワーク感をも漂う匂いを残しつつ、*A VONTADEの『Classic(定番)』ジャケット。

素材は超高密度に織られたコットン100%のオックスフォード地。

イギリス空軍のミリタリーウエアが発祥である『VENTILE』素材と同規格の打ち込みであるこのファブリックは、防風性、撥水性に優れ、薄手ながらもコシがあり3シーズンは着用可能です。

長い期間ご提案し続ける事でアボンタージの代名詞として不動の地位を確立し、このジャケットをきっかけにブランドを知る機会が多いというブランドの登竜門的な存在です。

ブランドとして年月を重ねた中でも未だに支持を集め続け、デザインやクオリティーに満足頂けることと思います。

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肩傾斜がきつく、ウエストシェイプが控えめな若干Aラインのシルエット。

ゆとりのあるサイズ感が未だトレンドの中心にいますが、身巾は53センチ(M寸)とスタンダードで比較的コンパクトなサイズ感となっています。

このジャケットの『顔』とも云えるのが、襟元のデザイン。

返り線の無い襟型はスタンドカラーは勿論、好みに合わせて襟を返しても綺麗に見えるようにパターンメイクされています。
個人的にはチンストラップが付き襟元が前下がりで若干深めなスタンドカラーにして着用するのが好みで、

このジャケット『らしさ』が出ていますが、シチュエーションやコーディネートにより、アレンジ出来る仕様も嬉しいポイント。

なるべく表にステッチが響かないように『袋縫い』で縫製し、運針も細かく丁寧に仕上げています。

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総裏仕立ての裏地はキバタ(防縮加工無し)の杉綾スレキとなっており、本切羽のボタンを外して軽く捲るとアクセントにもなり『こなれ感』を演出できるかと思います。

厚みのある本水牛のボタンを使用し、ボタンの裏側にはヌメ革の力ボタンで強度を高めています。

センターベントが入り、生地、パーツ、縫製、仕上げ、多くの要素が噛み合わさり、仕上がりはテーラードジャケット宛ら、唯一無二の存在感が定番たる所以かと。

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モデル身長172㎝、体重57㎏、サイズM着用

今季はDEEP NAVYのみの展開で、ブラックにも見間違えるほどの深く上品な色目は、敢えて野暮ったい軍パンにクラシックな前立てのバンドシャツを合わせ、奥行きを持たせたコーディネート。
楽で便利でクリーンな印象とはベクトルが真逆ですが、こういった雰囲気やムード、色気さえも感じる『ヘビーデューティー』なアイテムが今後再燃していくことでしょう。

トラディショナルたるキーワードもちらほら見かけ、僕等世代をはじめ、トラッドスタイルを好まれる方には打ってつけかと。

大量に消費されるものよりもシンプルで本質的なものを好み、『大切なもの』や『気に入ったもの』を丁寧に長く使っていくことはやはり大事にしたいと思います。

ブランドを知っていただく間口となって、お気に入りの1着になれば幸いです。



Old Potter Jacket – Water Resistant Highcount Oxford – 商品ページ→http://shop.brick-layer.jp/?pid=139766998



Bricklayer Horii