Atelier Long Coat

imejiアトリエ.jpg

多くの芸術家や美術家に愛された、フレンチワークコートの定番『アトリエコート』。

作品を作る際に衣類が汚れないよう羽織っていた作業服。

豊かな感性に彩られたフランスのワークウェアは、働く人達の為に生まれ、機能性の求めに応じて考えられたモノであるはずなのに、

『着心地』と『デザインの洗練』を忘れないものでした。

本日はエスプリの利いた『Atelier Long Coat』のご紹介です。

アトリエ生地確定.jpg

先日ご紹介したOld Potter Jacket -Brirish Wool/Cotton Sregeに比較的類似する素材ですが、

コットンではなく緯糸にリネンを打ち込んだサージ素材、経糸にブリティシュウールとなっています。

洗い加工により柔らかで素朴な風合いと、しわ感が魅力的です。

少し毛羽だった油分の抜けたドライなタッチが素材の重量感を高め、ヘリテージで無骨な印象を与えてくれます。

ブラックシャンブレー(通称:ゴマ塩)と呼ばれるコットンツイルは当時、ワーク物に多く使用されていた生地ですが、

汚れを目立たせない為に好まれた生地のイメージに寄せて仕上げています。

ギャバジンのような上品でクリーンなイメージというよりかは、ツイードやミリタリー、ビンテージが好みの方がストライクでしょうか。

デザイン_1.jpg

1920年代のフランスアトリエジャケットをデザインソースに作成されたロングコート。

フロントには形状や大きさの異なるポケットが4つ配され、機能性にも優れたデザイン。

控えめで小振りな襟はフレンチワークならではのディティールで、トップボタンを外せば、

襟を返してテーラードのような雰囲気で着る事も可能です。

ポケットディティール.jpg

厚手のセーターや軽ジャケットの上からも羽織れるよう身巾を多く取ってあり、オーバーコートのイメージでしょうか。

裏地はキュプラではなく綿100%の高密度ヘリンボーンにする事で、よりクラシックな雰囲気のある仕上がり。

袖を捲ったりボタンを開け閉めした際に覗く、端まで縫われた裏地が良いスパイスとなっています。

内ポケットは左右に3つあり、寒いときなどはカイロを入れて暖を取るのも良いでしょうか。

膝が隠れるぐらいの着丈で綺麗なAラインのシルエットとなっています。

着画確定.jpg

モデル身長172㎝、体重56㎏、サイズM着用

近年では若年層が好んで着る、ロングコート。

着丈の長いコートは重くなりがちで敬遠されがちですが、見た目以上に軽やかで良い意味で

『雑』にも取り扱えるので、サラッと羽織れる分、活躍頻度は高いのかと。

ラフに着用し、ヤレ感が出てくる頃が真骨頂です。

この抜け感と申しますか落ち感と申しますか、シンプルでありながらも存在感のある雰囲気は是非試して頂きたい1着です。

利便性とかハイテク機能のジャケットとはベクトルは真逆ですが、

秋の夜長に読書をしながらインテリ風に着飾るなんても、『乙』ではないでしょうか。


atelier2cc.jpg


■ Atelier Long Coat ■

material/60% Wool,40% Linen
color/CHARCOAL,BLACK
size/S.M.L
price/¥49.000+tax
Atelier Long Coat商品ページ→http://shop.brick-layer.jp/?pid=146291585



BNR_2019FW_OUTERFAIR_BLOG.JPG

現在開催中の2019 FALL & WINTER “OUTER FAIR”も残り僅かとなりました。

今週末は散歩がてらにBricklayerへお出掛けください、皆さまのご来店を心よりお待ちしています。


Bricklayer Horii