Banded Collar Shirts
入荷後、お客様からお問い合わせの多い定番バンドのカラーシャツ。19SSバージョンを早速ご紹介します。
こちらの素材は40番手の強撚糸のタイプライター。硫化染色で酸化させ発色しているので、インディゴ同様に経年変化を楽しめます。
タイプライター自体、高密度に織られた素材ですが、糸の撚り回転数を上げた強撚糸を用いたことにより、やや薄手の生地ながら目が詰まっていてハリがあります。
番手(※数字)が上がるにつれて、より薄く、より光沢感は増していきますが、ハリを残しつつ着用毎の色落ちの雰囲気との相性を考えると40番が適正ですね。
主張しすぎない光沢と、土臭さが少し効いたバランスの取れた素材です。
ゆったり身幅でリラックスして着用できるシルエットです。
前シーズンのモデルよりもさらに身幅を確保しています。各サイズの身幅、ぐるり一周で約10cm程広くなっています。
着丈は長めにサイドスリッドも深めに設定しているのでタックインは勿論可ですね。
全体的に丸みを帯びたことにより、クラシックな雰囲気と素材を贅沢に使った『優雅』さが加わっています。
既に以前のモデルをお持ちの方はこの幅の広さに驚くかもしれませんが、 サイズダウンせずに、同サイズをチョイスして欲しいです。
シルエットのふくらみ、素材のバランスを楽しんでもらいたいです。
『追い風に膨らんだシャツの~。フフフン…。フン…。笑』そんな歌がありましたが、まさにイメージにピッタリ合うのではないでしょうか。
『バンドカラー』=『クリーン』なイメージを持っている方も多いと思いますが、タイプライター素材は特に、男の『匂い』のするスタイリングにも是非取り入れてほしいです。
王道のデニム、チノと合わせて、一緒に全体の色落ち経過を楽しむのも個人的に大好物でありますが、今回はシックに纏め『品』を意識しました。
今時期ですと羽織のアウターは段差を付けず丈を合わせることで、カッチリした印象になるので『男気』を出すのに向いています。
『バンドカラー』というだけで『色気』を発してくれるマジックもありますからね。うれしい限りです。
Banded Collar Shirts -40/- Hardtwist yarn Typewriter- 商品ページ→http://shop.brick-layer.jp/?pid=139228992
続いてこちらは経糸コットン、緯糸リネンのシャンブレー。
通常は晒で使うことの多いリネン。晒の場合はナチュラルテイストに一役買う事が多いですが、より『清さ』を出すために白に染色し、リネンの特有の『艶感』とシャンブレーの『透明感』が相まって洗礼された雰囲気に。
一言で表すなら『瑞々しい』といったところでしょうか。
また太さが均一では無いムラ糸を使用しているので、表面に生まれる凹凸が肌触りに影響しサラッとした着心地が◎。そこは是非肌で感じてもらいたいところです。
縫製面に関してですが、細番手の縫製糸+運針間隔を狭めたステッチワークはストライプ柄の雰囲気を損なうことなく、折り伏せ縫で丁寧に仕上げています。
ボタンはシェルボタンで素材の色味に合わせ、すべて手付けで強度を上げています。
天然のボタンならではの風合いと適度な硬度で指への馴染みもよくストレスを感じさせません。
(※タイプライター素材の縫製仕様も同じです。)
タックインだとこういった感じに。『丈も長く身幅も広いからゴワつくんじゃないの?』と声が聞こえてきそうですが、そこはご安心を。
素材に軽さがあるためパンツの中でも納まりがよく、締め付けなどの違和感は皆無です。肌触りが良いので、むしろ心地が良いくらいですよ。
テッパンのスタイリングですがジャケットとの組み合わせやセットアップの取り入れると『クリーン』なイメージを損なう事無く纏まりますね。
これから暖かくなり、『瑞々しさ』をより演出するのであれば、ショーツと合わせたりするとぐっとバンドカラーが引き立つはずです。
Banded Collar Shirts -Cotton/Linen Chambray- 商品ページ→http://shop.brick-layer.jp/?pid=139231768
Bricklayer コースケ