Short Fatigue Jacket

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Short Fatigue Jacket
material/ 100% Cotton
color/ INDIGO
size/ S, M
price/ ¥25,000- (+tax)
先日ご紹介したMil. 2 Tac Trousersと同生地セットアップのShort Fatigue Jacket。
アメリカ軍のM-1943 Jacketをベースに、デザイナーの解釈を取り入れて現代的なアップデートを施した、デニムミリタリージャケットです。

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写真左が元ネタM-1943。vintage界隈の玄人が着ているイメージですね。
どヴィンテージな40’s感がとっつきにくいんですが、ハマればこの身巾のざっくり感や肩の落ち感が最高にキレてきますし、丈感が絶妙なんですよね。馴染むと逆に万能なルックスに着れてきます。
Short Fatigue Jacketはそういったオリジナルの雰囲気を少しマイルドに、余分なデティールは排除し、シルエットにも調整を加えています。

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袖回りのデティールは元のアレがとんでもなくアレでアレでしたから、手軽に調整できるよう変更を加えています。

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こちらは後ろ身頃の裾部分のアップ写真。
絞りをきかせてシルエットを調整できるよう、フラップを取り付けています。
あとこれ分かりづらいんですが、Short Fatigue Jacket の方は前身ごろの打ち合いを深めに取っています。
どちらも綺麗にたたんでいますが、縫い目の位置が違いますよね。その分前身に来る生地の量が多いんです。

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そうすることによって前身頃全体にゆとりが生まれ、生地が弧を描きふわっとした表情に仕上がっています。
オリジナルはザ・ボックスシルエットで平面的な表情ですが、こちらの方が柔らかく、有機的な抜け感が生まれています。
逆に後ろ身頃はキュッと詰まりますから、バックシルエットはこの身巾では考えられないほどシャープで美しい。
身幅の広さを逆手に取った、パターンの妙とも言える一着に仕上がっています。
軍物は基本的に大量生産の為、シルエットとかカッコいいかなんて全く関係なくて、そんな無機的でアンファッションな感じが最高にクール。
でもそう信じてオリジナルを手に入れて、ウッキウキで自宅の鏡の前で着てみると、やっぱりダサくてコレジャナイ感に打ちのめされてしまう。(イッツアvintageマジック)
そういう葛藤の果てに何を選ぶかは個人の自由なんですが、その過程を踏んでるか踏んでないかが大事。手痛い経験がスタイリングの”深さ”に直結します。
だから敢えてShort Fatigue Jacketの解釈が優れているから買えなんて言いません。
Buy Both. 以上。
Short Fatigue Jacket 商品ページ→http://shop.brick-layer.jp/?pid=134182110
M-1943 Jacket 商品ページ→http://shop.brick-layer.jp/?pid=131588858
Bricklaer Shimada