2014年12月20日
In
Product
Real Garment
*A Vontadeより、
この冬の大トリを飾るに相応しいアウターのご紹介です。
*A Vontade ” Royal Navy Duffle Coat ”
冬場のヘビーアウターの代表格、”ダッフルコート”。
ド定番とも言えるアイテムだけに、お持ちの方も多いかもしれません。
ご存じの方も多いと思いますが、
ダッフルコートは元々、北欧の漁師の作業着でした。
トッグルボタンの使い勝手や、その保温性・耐久性が評価され、
第二次世界大戦時に、英海軍に軍服として採用された歴史があります。
今回のダッフルコートは、
この当時(40’S)の英海軍ダッフルコートをソースに作成しました。
今なお、名品として名高いROYAL NAVYのダッフルコートは、
時を経ても色褪せる事のない魅力の詰まった、まさしく”本物”のダッフルコートです。
まずフードサイズは杉綾テープをフードに通し、
ボタンでアジャストできる当時の仕様を再現。
また、ポケット口裏やカフスアジャスト裏など、
細かい部分も杉綾テープで補強。
耐久性が重視された当時の仕様も再現しています。
そして、ダッフル最大の特徴でもあるフロントボタンですが、
当時を参考に、木製の浮き(元は釣りで使用されたモノ)のトグルと麻のロープを使用しました。
上品な雰囲気のホーン(水牛)トグルに+レザーロープなどもありますが、
こちらは素朴な表情がクラシックな雰囲気を一層盛り立てます。
内側にはスナップ釦も付き、よりフィット感も高まる事で、風の侵入なども防いでくれますね。
当時のモノには無いチンストは、
アボンタージオリジナルのディテール。
直接肌に触れる部分は、コーデュロイで切り替えて、さらに保温性を高めます。
もちろんマフラーなど巻く際には、外して頂く事も可能です。
こちらも同様にオリジナルのディテール。
上前の裏には、雑誌やIPADなど入るビッグサイズのポケットをカムフラージュで付けました。
ちらりと除くカモ柄が大人の余裕を感じさせます。。。
上記のように、
当時の仕様、また雰囲気は残しつつもアボンタージらしいアレンジの効いた一枚に仕上がっています。
近年主流のダッフルコートは、
着丈も短く、シルエットもタイトにモダナイズされたモノが多いですが、
こちらは、着丈も長く身巾や袖巾もある程度ゆとりを持ってパターンメイクする事で、
ダッフル本来のゆったりとしたシルエット、サイズ感を意識しました。
ダッフルコート=若い、可愛らしい、学生っぽい
など、しばしば耳にする機会もありますが、
こちらは、クラッシックな雰囲気漂う”大人”なダッフルコートです。
そういった意味では、
若い世代の方には少し野暮ったく感じてしまうかもしれませんが、
それこそ30代後半~40代、50代の方には安心、安定感あるダッフルコートなのではないでしょうか。。
クラッシックなイメージのダッフルですが、
スウェットパンツやスニーカーなど、旬なスポーツテイストでまとめる事で、程よく今の空気感で着こなせますね。
対照的に、こちらはザ・アイビースタイル。
シャツ+カーディガンに革靴で合わせてトラッドにまとめた定番スタイルですね。
ゆったりとしたダッフルに、パンツは細見をチョイスする事で、より現代風な見栄えに。
流行に左右されず、長く愛用できる事請け合いな、リアルガーメント。
改めて、ダッフルコートの魅力を実感して頂ければ幸いです。
長い長い冬のお供に。
是非、皆様のワードローブの永遠のパートナーとしておすすめさせて頂きたい1着です。
詳細は、こちらより。
ご来店の程、心よりお待ちしております。