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現在発売中の雑誌『men's FUDGE』2021.01月号、vol.128にて*A VONTADEが紹介されました。

P39にてInverness Long Coatが掲載されています。

宜しければお近くの本屋さんにてご覧ください。
Atelier Long Coat

フランスのアートスクールなどでよく使用されたロングコート(アトリエコート)。
作品を作る際に衣類が汚れないよう羽織っていた作業服。
豊かな感性に彩られたフランスのワークウェアは、働く多くの人達の為に生まれ、機能性の求めに応じて考えられたモノであるはずなのに、
『デザインの洗練』と『着心地』を忘れないものでした。
*A VONTADEの解釈でブラッシュアップした、本日は『Atelier Long Coat』のご紹介です。

素材は経糸にブリティシュウール、緯糸にリネンを打ち込んだクラシックなサージ素材。
洗いをかけてシワ感が生まれ、素朴な質感は見た目以上に天然素材ならではの柔らかさな風合いに仕上げています。
縦糸ウールの3本に対して、緯糸リネンを1本の割合で綾織りにすることで、横に走る白いリネン糸が浮き出る
ネップのような表情は、ヘリテージやクラシックと云った表現が似合うでしょうか。
縮絨を入れ水を通す事で油分の抜けたドライなタッチが重厚感を高め、ヴィンテージライクな表情が特徴的です。
ギャバジンのような上品でクリーンなイメージというよりかは、ツイードやミリタリー、ヴィンテージが好みの方にはストライクでしょうか。

1920年代のフランスアトリエジャケットをデザインソースに作成されたロングコート。
こちらのGREY MIXは、通称"黒シャン"や"ソルト&ペッパー"と呼ばれるブラックシャンブレーが
フェードしたデニムのような風合いに見間違えるほど。
フロントには形状や大きなの異なるポケットが4つ配され、機能性にも優れたデザインです。
シンプルなデザインながらもパッチポケットは中縫い始末で膨らみのある表情に仕上げています。
オーソドックスな衿の形状でトップボタンを外せば襟を返してテーラードのような雰囲気で着る事も可能です。
ストンと下がったラインは体形を選ばず、バックスタイルはノーベントの綺麗なラインとなっています。

メルトン等に比べ若干心許ない生地感ですが、厚手のニットや軽ジャケットの上からも羽織れるように身巾を広く取ってあり、
インナーコントロールで真冬も凌げるといった生地感で、レイヤリングの腕の見せ所となっています。
ウール混ならではのウォーム感は寒々しくならないのがメリットで、内ポケットが左右に3つあり、
寒さに弱い方はカイロを入れて暖をとるのも良いでしょうか。
裏地はキュプラではなく綿100%の高密度ヘリンボーンにする事で、よりクラシックな雰囲気のある仕上がりに。
袖を捲ったりボタンを開け閉めした際に覗く、端まで縫われた裏地が良い塩梅となっています。
本水牛の釦は生地の風合いの良さを更に引き立て、裏の力釦がアクセントになっています。

モデル身長172㎝、体重57㎏、サイズM着用
中高年のロングコート離れが深刻となっており(Bricklayer調べ)何かと敬遠されがちなアイテムですが、
見た目以上に軽やかで良い意味で『ラフ』に扱え、サラッと羽織れる分使用頻度やポテンシャルの高い
アウターかと思いますけどね。
本質的にこの手の洋服を着る人は、雰囲気やムードを求める傾向にありトラッドなスタイルを好む方には打ってつけかと。
この抜け感と申しますか落ち感と申しますか、シンプルながらもムードや存在感のあるアトリエコートは試して頂きたい1着です。
個人的にはGREY MIX推しです。
今年最後の連休に沢山のご来店を有難うございました、年末まで突っ走ります!
■ Atelier Long Coat ■
material/ 60% Wool.40% Linen
color/ BLACK.GREY MIX
size/ S.M.L
price/¥49.000+tax
Atelier Long Coat商品ページ→http://shop.brick-layer.jp/?pid=154473936
Bricklayer Horii
Mil. Cookman Trousers Ⅱ W/Belt

モデル身長172㎝、体重57㎏、サイズM着用
2020 S/Summerでご好評頂きました、ベルト付きのCookman Trousersがマテリアルを変更してのリリースです。
オリジナルセルビッチポプリンを使用した春夏に対し、秋冬は厚手のヘリンボーンを採用したどちらも
エイジングを愉しめる生地感ではありますが、綾目がはっくりと浮き出る生地感が魅力的な『Herringbone』。

素材はシャトル機で高密度に織り上げたヘリンボーン地。
経糸にムラ感のあるラフィー糸を打つ事で、適度なムラ感のある生地感が特徴です。
40年代のUS ARMYに多く見られる、ヘリンボーンツイルを糸から再現した左綾の厚手の生地を使用しています。
未洗いの状態である程度穿き込む事で、色落ちやアタリなどの癖付けが出来る為、店頭では未洗いの状態で販売をしています。

こちらは数回洗いをかけたモノ。
洗いをかけると生地がギュッと詰まり、色が抜けてくるとより立体的な綾目が浮き出て、風合いや
質感はヴィンテージ宛らの雰囲気に。
ミリタリー生地らしく強度に優れている為、穿き倒して経年変化を愉しんで頂きたいトラウザーです。

旧ドイツ軍のクックパンツからインスパイアされたベルト付きのトラウザー。
ウエストにはフランス軍のモーターサイクルパンツをサンプリングした同素材の針金バックル付きベルトが付属する嬉しい仕様となっています。
こちらのベルトは取り外し可能ですので、スタイリングや気分によってマイベルトと使い分けて頂く事も可能です。
OLIVEはやはりミリタリーなデザイン、素材に対して一番嵌るというか、王道の色目ですのでカラーに迷った方はこちらが良いかと思います。

若干大き目な後ろのパッチポケットは旧ドイツ軍のクックパンツ同様に、脇縫いに流し込まれたデザイン。
脇は2本針で一見巻き縫いのように見えますが、セルビッチ(生地の耳)を2枚重ねて片倒しにして
チェーンステッチで仕上げた一手間掛けたディテールとなっています。
セルビッチジーンズ同様に、脇は完全に直線になるのですが、ウエストにタックを入れ、腰にダーツを入れる事で、
腰回りからヒップにかけて丸みを帯びたシルエットを形成しています。
ベルトでウエストを絞って穿く事を前提にしている為、ウエスト寸法に関しては、通常のボトムスよりワンサイズ大き目に作成されています。

こちらはベージュ味の強いKAHKI。
シルエットは米軍のベイカーパンツなどと比べると気持ちゆったり目と云ったところでしょうか。
股上も若干深めの設定ですので、少し腰穿きぐらいがバランスが良いのかと。
フロントは1タックで腰回りにボリュームを持たせ、裾に向けてナチュラルにテーパードした、
足元を選ばない癖の無いシルエットかと思います。
ワークブーツなどのボリュームのある革靴などにはワンクッションのロールアップが◎

モデル身長172㎝、体重57㎏、サイズS着用
ワインや肉と同じように熟成(育てる)させていくことで、素材の旨味が凝縮し色落ちやアタリといった渋みが
滲み出てくる頃が食べ頃の完成形に近かづき、云わばその過程を愉しんで頂きたい1本です。
シルエットやデザインもさることながら、『素材』を活かしたトラウザー、調味料は不要です上手く料理してください。
本日からの3連休は通常営業をしています、お近くにお越しの際は、お立ち寄りくださいませ。
■ Mil. Cookman Trousers W/Belt ■
material/ 100% Cotton
color/ OLIVE、KHAKI
size/ S.M.L
price/¥22.000+tax
Mil. Cookman Trousers W/Belt商品ページ→http://shop.brick-layer.jp/?pid=153943506
Bricklayer Horii