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現在発売中の雑誌『2nd』12月号、Vol.165にて*A VONTADEが紹介されました。

P54にはM-51 Trousers -Modify-が掲載されています。

P61にてLax Balmacaan Coat -Short Length-が掲載されています。

P65には、Crazy Check Open Shirts、
が掲載されています。
宜しければお近くの本屋さんにてご覧ください。
Lax Balmacaan Coat - Short Length - Wool Gabadine-

スコットランド北部の地名に由来するバルマカーンコートとは、所謂ステンカラーコートを指します。
厳密には双方の衿型は微妙に異なりますが、どちらも後ろ衿が立ち、前衿が落ちているスタンドフォールカラーであること、
トップボタンを留めても外しても着られるコンバーチブルカラーであることなど酷似している為、単に呼び名の違いとして同義にされる場合が殆どです。
1850年代前後から着られていたケープ型の雨ガッパがルーツで、それが進化して誕生したものです。
今では最もポピュラーなコートの1つですが、生まれ故郷のイギリスからアメリカへと渡り徐々に普及した1940年代までは、財政界や企業の重役、
アイビー学生といった一部の富裕層が着るレインコートでした。
庶民は、労働用としてゴム引きコートやフィッシャーマンコート、ワークコートを着ていたので、レインコート自体がお金持ちのアウターだったとの事。
現在では定番服として多く方に慣れ親んだアイテムですが、アボンタージでもマイナーチェンジやアップデートを行い、リリースしています。
本日は春夏より継続のリラックスフィットのハーフ丈のシングルバルカラーがウールギャバジンで再リリースです。

素材はSUPER100を原料として使用したウール100%高密度のギャバジン。
春夏のコットンギャバのバーバリークロスを使用したコートもお蔭様で好評でしたが、高密度に織り上げる事で生地にハリを持たせつつ、
SUPER100の持つしなやかなさが特徴です。
秋冬仕様に糸の太さを変更し、2割程度肉厚と云った生地感でしょうか。
たっぷりとしたシルエットですが、生地に落ち感があり極端に膨らみが出ないので、品のいいドレープ感もこの生地とコートの魅力です。

デザインはシンプルなリラックスフィットのバルカラーコートですが、裏地には表地との相性の良い、ブリティッシュなタータンチェックを身頃下半分に付け、
上半分は滑りの良いキュプラを配し、上下で切り返しています。
一見バーバリーチェックと見違える程、配色の良いチェックがフロントを開けた際のアクセントになっています。
形状の異なるポケットが4つ配置され必要最低限の荷物でしたら、十二分な容量を確保しています。
フロントボタンの本水牛(裏には力釦)は控えめながらも、デザインの縁の下の力持ちで名脇役といった感じでしょうか。
着丈の長さは好みやトレンドもありますが、このハーフ丈が取り扱いや着回しの利く、オールランドプレイヤーではないでしょうか。

フロントは比翼仕立てで防風性を完備し、袖付けはラグランにして全体的に丸みを帯びたフォルムになっています。
インナーにジャケットや厚手のニットを着れるように、身巾をたっぷりと取ったゆとりのあるシルエットです。
コートの袖は2枚袖(立体パターン)と言われる2枚の生地を縫い合わせ、繋ぎ目が袖上部にあるのが一般的ですが、技術や手間暇の掛かる1枚袖にすることで、
肩から袖にかけてのラインの落ち感が美しく流れて見えるようパターンメイクされています。
ビンテージ市場でも希少で高値で取引されるディテールでもあり、仕立ての良さが分かるポイントでもあります。
アームホールはキュプラ仕様になっており、腕を通した際の滑らかな袖通し+1枚袖のパターンも相まってこの上ない着心地かと。

モデル身長172㎝、体重57㎏、サイズS着用
ミリタリーカーキのような深みのあるKHAKI。
映画『ブリット』で見せたスティーブ・マックィーンの着こなしは抜群で、個人的にはバルマカーン=マックィーンですね。
彼のスタイルから大きいシルエットをガバっと羽織るのが格好いいと思いました。
装備的な要素がないミニマルなルックスはあらゆるジャンルのシーンに幅広く対応し、存在感が強すぎず、着用者を引き立てます。
そうしたユーティリティー性や懐の深さが、揺ぎないスタンダードで在り続ける理由ではないでしょうか。
『持ってて良かった』、『買って良かった』となるであろうコートかと思います。
百聞は一見に如かず、まずご試着にいらしてください。
■ Lax Balmacaan Coat -Short Length- ■
material/100% Wool
color/KHAKI,DK.NAVY
size/S.M.L
price/¥56.000+tax
Lax Balmaccan Coat -Short Length-商品ページ→http://shop.brick-layer.jp/?pid=154392747
Bricklayer Horii
Flannel Shirts

記憶が正しければ2000年以降も雑誌『Free&Easy』に端を発するラギッドスタイルの流行でネルシャツ人気が高まった事がありましたが、
アメカジ界隈でいつも重宝がられるのは、BIG MACやFIVE BROTHERに代表される、通称"ヘビーネル"(ヘビーオンスのネルシャツ)と呼ばれる厚手のモノばかり。
自分は90年代のオルタナと古着ブームをリアルタイムに体験したので、古着のネルシャツと色の薄いジーパンといったアメリカンなスタイルに憧れ嵌りましたが、
ネルシャツやシャンブレーシャツなどは、高校生のお小遣いでも無理なく買える価格で、アメカジの入門的存在でした。
本日はフランネルチェックのオープンシャツのご紹介です。

素材はクラシックな色合いが特徴の先染めの綿100%のネルチェック。
薄すぎずしっかりとした質感ながらもどちらかと云うとライトネルに近い生地感でしょうか。
フカフカの毛布のような膨らみとウォーム感があり柔らかなタッチで着ているだけで癒されるような、そんな優しさに溢れた生地感が魅力的です。
起毛感がある事で色物の発色も柔らかくなり素材感の組み合わせを愉しめる素材と云えるのではないでしょうか。
縮絨・起毛を施してある為、織りが密になり弾力性に優れた生地は型崩れしにくく、生地がへたりにくい事も大きな特徴です。

ビンテージのライトネルに比較的多い、オープンカラー(開襟)シャツ。
衿は小振りでコンパクトな開襟ですが、V-ZONEは狭く、控えめな感じはオーセンティックなデザインかと。
胸のパッチポケットは敢えて柄合わせせず、バイアス使いにすることでデザインに一役買っており、同色の猫目ボタンも生地に馴染むよう付けられています。
ぼんやりと色褪せた風合いが何ともアメリカンな香りのするチェック柄ですが、ブラウンベースはベージュやイエローといった多色使いのマルチチェックに対し、
グレーベースはブルーネイビーを使用した落ち着いた雰囲気となっています。

クレイジーチェックとは複数の柄や色を合わせた事を一般的に言い、一見するとクレイジーチェック?と思われれる方もいると思いますが、
フロントの見返しや地衿、カフス裏、下剣ボロといったちらりと覗く部分で、別柄の同色系のチェックを使用し、遊び心をプラスしています。
身巾は緩く着丈を若干長めに採ったボックスシルエットで、スキニー系からワイドパンツまで合わせ易いシルエットになっています。
British Officer Trousersとの素材やシルエットの相性が良く、目下ヘビーローテンションです。

ベタとは承知しつつも、何だかんだ触手が伸びてしまう。
誰でも1つは、そんなハッピー〇ーン的な鉄板ワードローブに日々助けられている方も多いはず。
流行とは別次元で、いつ何時でも身体が欲しちゃうんですね、このシャツ然り。
カジュアルなアイテムですが、ラフになり過ぎないように、コーデュロイのパンツとスウェードの靴を合わせ、下半身で引き締めバランスを取ったコーディネート。
無骨なイメージと粗さが削られ、むしろ洗練された『素材』を重視したこちらのフランネルチェックシャツ、Heavy Dutyは健在です。
■ Crazy Check Open Shirt ■
material/100% Cotton
color/BROWN PLAID,GREY PLAID
size/S.M.L
price/¥21.000+tax
Crazy Check Open Shirts商品ページ→http://shop.brick-layer.jp/?pid=153049219
Bricklayer Horii
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現在発売中の雑誌『MFL』Vol.11にて*A VONTADEが紹介されました。

P35にてM-51 Fishtail Parka W/Linerが掲載されています。
宜しければお近くの本屋さんにてご覧ください。