Selvdge Denim

4723_1+1.jpg

身長172㎝、体重57㎏、ジャケットサイズM着用



万物が流転するように、ファッションにも公転周期があります。

学生時代に流行ったブームがリバイバルしたり履き潰したスニーカーが復刻したり、
そういう瞬間に歳を感じますがワクワクも込み上げてきます。

今のシーンを俯瞰で見てみると”ヘビーデューティー”や”アメカジ”、がスポットを浴びている気がします。

となれば選択肢の候補に上がるのはやはり”デニム”。

本日は毎シーズンご好評を得てます、『PW Denim Coveralls & Denim Trousers』のご紹介です。



4797_1+1.jpg


まずは素材ですが、厚手ながらもコシをしっかりと感じるザラ感の強い10ozセルビッチデニムを使用。
古着屋などで見かける通常のデニムカバーオールは8~9oz程度が主流の中、数値的には若干ヘビーに感じるかもしれませんが、
強撚したインディゴ糸を使う事で生地の膨らみがグッと抑えられていますので、実際の生地感としてはそれらと同等クラスに感じると思います。

リジット(未洗い)の状態である程度穿き込むことで、ヒゲやハチの巣などの癖付けが出来るため、
店頭では未洗いの糊付けの状態で販売をしています。

強めの色落ちを愉しみたい方は洗わずにまずリジットで穿き込むのが良いかと思います。

始めは若干固く感じますが、洗いこみ、着込む事で柔らかくなり、色の深いインディゴへと変化していきます。
(上記写真上、私物1年着用)


4817_1+1.jpg



30~40年代のUS ARMY<M-40>デニムプルオーバーをデザインソースに、
フルオープンのカバーオールに再構築されたデザインとなっています。

オリジナルにもあるアイコニックな左右を縦長に走る大きな胸ポケットのビジュアルは残しつつ、
フロントは前開きに、またカバーオールとしての使い勝手を考え、腰ポケットを加えて4ポケットにアレンジしています。

ポケットや襟、腕回りはダブルステッチで施されており、細かい運針で丁寧に縫製されています。

前立て内側部分はセルビッチ仕様となっており、ちらりと覗くセルビッチが良い仕事をしています。



4735_1+1.jpg



Aラインで直線的なゆとりのある、所謂カバーオールなシルエットですが、Gジャンに比べ着丈やポケットなども含めて
コーディネートし易いなんて方も多いのではないでしょうか。

写真は私物を着用していますが、ノーウォッシュ状態で普段の身体に沿った『クセ付け』をしてあげる事で、
洗濯後よりパーソナルな色落ちが愉しめると思います。

因みにデニムはサンフォ・レキュー済ですので縮率は3%程度ですので、サイズ選びは通常通りで大丈夫です。

単品での使い勝手は勿論の事、ブルーワーカーさながらにセットアップでの着用が今の気分です。

例年の如く、こちらのジャケットの足が早いので気になる方はお早めに。

4967_1+1.jpg

身長172㎝、体重57㎏、パンツサイズS着用



同素材の大戦中のミリタリーパンツをイメージに作成したノンタックトラウザー。

通常の5ポケットデニムに比べ、ポケットなどのディティールやシルエットがトラウザー仕様の為、同じデニムでも印象が大きく変わり、
合わせるアイテムやコーディネートによって、着こなしの印象が大きく変わるアイテムかと思います。

単調なコーディネートと印象になりがちな5ポケットに比べ、個人的には振り幅が広く懐の深いアイテムかと思います。

着用写真は私物で大切に育てている為、洗濯は数える程度、本領発揮にはまだ時間が掛かりそうですが、
今年中にはヒゲやハチの巣の形状記憶を刷り込みたいと思います。


4979_1+1.jpg


腰回りや腿にゆとりがある分、スリムフィットデニムに比べるとアタリが出にくい事が特徴です。

ジャケット同様こちらのトラウザーも糊付き・未洗いの状態での展開となりますので、糊の効いた未洗いでしばらく癖付けし、
過程を愉しみながら長い目で見守って(育てて)頂けたらと思います。

自分は脚が細すぎるのがコンプレックスで、同じ背格好の方が穿くともう少しフィットした印象になるでしょうか。


4980_1+1.jpg



ナチュラルにテーパードが利いているので、シューズのチョイスなども含めて何かと扱い易いシルエットです。

通常のデニムが13oz前後と考えるとやや薄手の部類に入りますが、一般的なチノパンと同じくらいの肉厚感でしょうか。



4994_1+1.jpg



脇には一見すると巻き縫いですが、片側に耳を揃えて、ダブルのチェーンステッチで仕上げた
マニアックと呼べるディティールは見る方が見れば驚愕レベル。

アメリカンヴィンテージやヨーロピアンヴィンテージに精通するデザイナーの拘り(わがまま?)です。

縫製にも技があり細かく丁寧な仕事は流石はMADE IN JAPAN。

工場泣かせの縫製仕様となってますので、実際に手に取って見て頂きたいものです。

携わってくださる職人の技術をよりいい形で、着る人がより豊かに、そして長く愛用して頂きたい1本です。




■ PW Denim Coveralls -10oz Selvdge Denim- ■

material/100% Cotton
color/INDIGO
size/S.M.L
price/¥28.000+tax

PW Denim Coveralls -10oz Selvdge Denim-商品ページ→http://shop.brick-layer.jp/?pid=150421907



■ PW Denim Trousers -10oz Selvdge Denim- ■

material/100% Cotton
color/INDIGO
size/XS.S.M.L.XL
price/¥22.000+tax

PW Denim Trousers -10oz Selvdge Denim Trousers-商品ページ→http://shop.brick-layer.jp/?pid=139554681




Bricklayer Horii