Check Pullover Shirts

BNR_20FW_Checkpullovershirts_yokoyoko.jpg

モデル身長172㎝、体重57㎏、サイズM着用



まだまだ暑い日が続きますね、今年は猛暑や酷暑といったフレーズを8月は多く耳にしました。

こういった日が続くと満足のいくコーディネートを求めるよりも、どうしたら快適に過ごせるかが最優先。

正直なところ、大多数の方がそうだったと思います。スイッチを切り替え、そんな風に妥協するのもここまでと自分に言い聞かせます。

秋は純粋にファッションにおいて装いを愉しめる時期でもあります。ウェアの代表作としては、ずばり『シャツ』。

本日はヨーロッパのミリタリーやワークスタイルなどにも多く見られるプルオーバーシャツのご紹介です。



7077_1+1.jpg




素材は先染めの綿100%のフランネルチェックを使用。

毛織物(ウール素材)のモノを一般的にフランネルやフラノと呼ばれますが、コットンが原料の場合はコットン・フランネルとも呼ばれています。

ネルシャツを略してネルとも呼ぶこともありますが、お持ちの方やご存知の方も多いかと思います。

片面のみを起毛させふんわりとした柔らかい肌触りと優しい着心地がフランネルの魅力の1つです。

縮絨・起毛を施している為、織りが密になっており、弾力性に優れた生地は型崩れしにくく生地がへたりにくい事も大きな特徴です。

フランネルは毛足が長く、繊維の中に空気を含んで熱を逃がさないので、保温性に優れとても暖かくこの時期を代表するマテリアルです。




FRONT903.jpg





1900年代の初頭のビンテージプルオーバーシャツをデザインソースに作成され、前立て部分で身頃を重ねて畳んであり身巾は緩く、着丈が長いことが特徴です。

分量を多く取った生地に対して、台衿が無く小振りな衿の控えめな感じと雰囲気のあるクラシックな色合いや柄が、上手くマッチングしていると思います。

ポケット部分は敢えて柄合わせをせず、バイアス使いにする事でデザインに一役買っており、遊び心をプラスしています。

写真には写っていませんが、ヨーク裏には着脱し易いようにキュプラを使用しています。

一見見逃してしまいそうな同色の猫目ボタンもデザインや生地に馴染むよう取り付けられており、クラシックに寄せ過ぎないバランス感覚はデザイナーの得意とするところ。




YOKO903.jpg




裾の長さを前後で変え、深いスリットが入りグランパシャツを連想致しますが、マチや空環のディティールなどサラッと踏襲された、クラシックな仕様となっています。

Aラインになるようパターンメイクされたシルエットは、動く度に躍動感あるシルエットはこれからの時期ならではでないでしょうか。

今時期にはショーツに長袖を合わせたく、スタイリングだけで云ったら、最もバランスが良く個人的に黄金比率のバランスです。

実現できる季節は少なく、朝晩が少し涼しくなってきた今、コーディネートを愉しんで頂きたいものです。



BNR_20FW_Checkpullovershirts_grey.jpg

モデル身長172㎝、体重57㎏、サイズS着用




ブラウン×レッドのチェックに対し、グレー×ブルーチェック。

アメリカン香るチェック柄に今年トレンドでもあるコーデュロイのパンツを合わせたコーディネート。

先染めで綺麗な色味ではありますが、しかし悪く言えばちょっぴり冴えない控え目感が逆に好印象。

チェック+フランネル=定番のスタイルメゾットでワードローブのバリエーションを増やしてみては如何でしょうか。




Check Pullover Shirts商品ページ→http://shop.brick-layer.jp/?pid=153048628



Bricklayer Horii