Banded Collar Shirts

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暦的には、夏は立夏から立秋の前日まで。8月7日には立秋を迎えお盆が過ぎました。

梅雨明けが遅かった今年はこれからもうしばらくは暑い日が続きそうですですが、ファッション業界では秋冬が始動しています。

SNSでは一部商品をアップ致しましたが、2020 A/Witer定番から新作まで見応えのあるラインナップとなっています。

秋らしく深みのある色合い、暖かみのある素材感の洋服や小物類が少しずつ増えてきました。

本日は毎シーズン自信を持っておススメしている定番の『Banded Collar Shirts』のご紹介です。




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今季の素材は2種類。タイプライタークロス(無地)と新素材のビエラ(ストライプ)、どちらもコットン100%です。

タイプライターはこのブログをご覧の方にはお馴染みでご存知の方も多いかと思います。

毛羽の少ない80番双糸を高密度に織り込んだ後に、仕上げに生地の表面をガス焼きして毛羽を無くし滑らかなシルクタッチに仕上げた、
パリッとしたハリ感とコシのある質感が他の素材には出せないアジとなっています。

上質な素材(糸)に一手間掛け、製品洗いの後シワ加工を施し、云わばドレスシャツを洗いざらしでカジュアルダウンを愉しんで頂きたいというイメージのメッセージです。

一方ビエラは薄手のフランネル織物のひとつ。ヨーロッパでは古くから親しまれている素材です。

生地を織った後に軽く毛羽立たせているので、ほのかに起毛があり柔らかくて温もりのある風合いが特徴で皺にもなりずらい素材です。端的に申しますとフワッと軽く優しい着心地です。





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フロントはタックインを想定して打ち合いを深くしたラウンド始末。

フロント部分のハーフプラケットや、裾に向かって左右が重なるオーバーラップ(重なる)使用となっています。

クラシカルな雰囲気を取り入れつつもサイズ感は独自のサイズバランスで構築される事で、時代の空気感を据えた絶妙なシルエットになっています。

ピッチの異なるクラシカルな配色のマルチストライプもデザインとマッチし雰囲気があり◎

デザインやシルエットを活かす為に取り付けられた控えめなボタンは、素材の色目に合わせた貝ボタン(高瀬・茶蜂・黒蝶)を使い分け、小振りながらも奥ゆかしい光沢を放っています。




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着丈は長く前後の裾の長さを変え、サイドスリットも深めに設定し、マチのついた裾などクラシックなシャツ『らしさ』が溢れるイメージです。

作りの良さを感じさせるディティールは、ヨーロッパをルーツに持つバンドカラーシャツらしい部分でもあります。

一度着用してしまえば嵌るシルエット(着丈)とサイズ感ですが、レギュラーフィットもしくはスリムフィットに慣れている僕達ミドル世代は幾分臆病なもので、
試着した際にポンっと背中を押す事ですんなりと受け入れて下さるケースも多いこちらのバンドカラーシャツ。

『百聞は一見に如かず』ならぬ、百聞は一着に如かず、まずは店頭で袖を通して頂きたいものです。




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襟がなくても品を感じるバンドカラーシャツは残暑が残る今時期はチノパンや軍パンにサラッと羽織るだけで十分サマになります。

秋冬にはウールパンツやコーデュロイなどに合わせたスタイリングが良いでしょうか。

素材やシルエット、ディティールなど全てに於いて隙の無い1枚とも云えるこちらのシャツ、*A VONTADEには不可欠なベーシックなアイテムの1つ。

色違いや素材違いでお持ちの方も多いと思われます。

今季はシャツ類が豊作なので徐々にご紹介させて頂きます。



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Banded Collar Shirts -80/2 Gas Boiled Poplin- 商品ページ→http://shop.brick-layer.jp/?pid=134003165

Banded Collar Shirts -Cotton Viera Stripe- 商品ページ→http://shop.brick-layer.jp/?pid=152727772


Bricklayer Horii