Classic Chino Trousers – 2019ss New Regular Fit –

平成最後の2019SSシーズン、立ち上がり1発目に相応しいアイテムのご紹介です。


*A VONTADEファンなら1本、いや色違いで2本はお持ちであろう、定番も定番のチノトラウザーズ/ レギュラーフィット。

過去10年以上、アップデート(マイナーチェンジ)を繰り返しながらリリースしてきたこちらのモデルですが、今回、満を持してのフルモデルチェンジでのリリースです。



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■ Classic Chino Trousers – Regular Fit – ■

material/ 100%Cotton
color/ BEIGE,NATURAL,OLIVE,DK.NAVY

price/¥19.000

size/2XS.XS.S.M.L.

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写真を見る限り、『え、何が違うの?』って声が聞こえてきそうですので、、、


前モデルとの大きな変更点を2つご紹介。


まずはウエストサイドにあったアジャストのバックルを外し、シンプルなデザインへ変更しました。


このバックルはクラシックチノのアイコン的デザインの1つでしたので、好みが分かれる所かもしれませんが、デザイナー曰く

『デザインの断捨離』


だそうです笑。なるほど。。。

もう1つの大きな変更点はシルエットの変更です。


以前のモノより股上は深めに、ワタリを広げて裾幅を絞ることで、よりテーパードが効いたシルエットにアップデートされています。

前モデルの股上が浅めでストレートなシルエットの方が美脚(足長?)効果は見込めるかもしれませんが、 トップスとのバランス、靴のチョイスの幅を考えるとこちらの方が懐が深い気がします。

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(※写真 左がノンウォッシュ 右がワンウォッシュ)


素材はシャットル機で高密度に打ち込んだセルヴィッチチノを使用。こちらの『心臓部』 は変更ございませんのでご安心を。

高密度に織り上げハリを出した上に、さらにハリのレベルを上げるため生地表面に天然樹脂加工を施し、歩く度バキバキと音が聞こえてきそうなくらい腰の強い素材です。


今回はちょうどフルモデルチェンジのタイミングですので、敢えて糊付き + 未洗いの 『ウブい状態』 で店頭出ししております。


板のように硬い生地にめり込む運針の細かいステッチワーク。個人的にはまずは糊付きのままを存分に楽しんで頂きたいかと。。。


この生地感を体に記憶させたらウォッシュの頃合いです。水を通すと縫製糸と生地の縮みにより、巻き縫い部分等にパッカリングが生まれます。

ウォッシュ後は乾燥の際に空気で生地が膨らみ影ができるので、より深みのある色合いになります。

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玉縁ポケットは約2mmと極細。ワーク要素の中に上品さが伺えるのも、細部のディテールあってこそ。

ここまで極細にもなると熟練された縫製技術も必要となり、メイドインジャパンならではの品格を感じます。


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「定番」という言葉通り、流行に左右されずに永く穿いて育てていきたいものです。

そのプロセスを楽しむため、必要不可欠なのが強度。

永く着ることを考慮し、イン、アウトシームは巻き縫いにし、摩擦の多い股下に天狗を流し込み、補強布を当て強度を高めています。

『裏を見ればその仕事が分かる』 


今、適当に思いついた言葉ですが笑、『定番』 として長きにわたり君臨する為には 『言わずもがな』 な要素ですね。


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まずは新色のナチュラルで軽やかなスタイリングから、ボーダーと合わせると清潔感もあり女性の好感度も◎なはず。

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スニーカーとの相性で言えばテーパードの効いたシルエットに変更した事で、確実にアップしたと言えるでしょう。


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ちなみに革靴合わせですとこんな感じです。 短靴や8ホール程度のブーツですとこれぐらいの見え方がベストでしょう。

色目はベージュ、ナチュラル、ネイビー、オリーブの4色展開、組み合わせ自由自在にお楽しみ頂けます。


個人的には(すでに数千人はいらっしゃるはずの)すでにクラシックチノをお持ちの方に真っ先にご紹介したいですね。


ここでは紹介していない変更点も多々ありますので、その辺りは是非店頭で。


モデルチェンジあるあるの

 『前の方が良かった。。。』


なんて野暮な事は決して言わせませんので。 (万が一思っても言わないのが大人のたしなみです笑)




Bricklayer コースケ